生活を切り詰めて節約生活を送っていると、ストレスがたまって逆に散財してしまうことがある。いわゆる節約リバウンドというものだ。節約疲れによるムダ遣いを防ぐためには、普段の節約生活に次のようなものを取り入れるとよい。
節約疲れでムダ遣いが増える?「節約リバウンド」を防ぐポイント
値上げラッシュだからといって節約をがんばりすぎると、ストレスがたまって反動で無駄遣いしてしまうかもしれない。そんな節約リバウンドを防ぐには、次のことに気をつける必要がある。
毎月自由に使える金額を決める
「生活費を削れるだけ削ろう」とストイックに節約している人こそ、毎月自由に使える金額を決めておいたほうがよい。外食などしたときにストレス発散とばかりに、注文しすぎてしまいがちだからだ。
たとえば自由に使える金額を1万円などに設定し、その額までは好きに使おう。
使い切れなければ翌月以降に持ち越して、少し値が張るモノやサービスにお金をかけるのもよいだろう。ただ「使わずに貯めよう」とは考えないことだ。あくまでその額は使ったほうがいい。
いつもと行くお店を変えてやる気を保つ
商品の値動きの変化がつかみやすいため、買い物をする場所は基本的に固定したほうがよいが、たまには行くお店を変えるのも得策だ。
いつも同じ店でばかり買い物していると、単純に飽きてしまい、節約のやる気が失われてしまう。
その点、店を変えると、いつも行くスーパーでは見ない商品も目に入るので、新鮮な気持ちで買い物できる。
無理な節約をして出費がかさんだら元も子もないので、メリハリのある節約を心がけよう。
節約を続けるデメリット
給料が上がらないのに物価が高くなりつつある今、「節約」は誰にとっても大事なテーマといえるが、実は節約に意識を向けすぎると、よくない効果が現れることがあり、長い目で見て損をすることもある。
若いときにしかできない貴重な経験ができなくなる
若いうちから節約しすぎると、その時にしかできない貴重な経験ができなくなる。
たとえば、5万円を使って旅行するにしても、20代で行くのと60代で行くのとでは、感じること、得られる経験が異なる。
今やりたいことを我慢して節約をすれば、当面の生活には備えられるかもしれないが、“今の自分”にとって必要な経験、将来役に立つかもしれないことには、あまりお金を惜しまないほうがいいかもしれない。
物価が上がるにつれて生活が苦しくなる
どんなに節約をしても、収入が増えないと物価が上がればそれだけ生活が苦しくなる。
特に最近は、生活に必要な食品や電気、ガスの物価が大きく上昇している。
全体の物価上昇率を見れば年率3~4%程度だが、食品は9%、電気、ガスは10%以上となる(補助金を除いた場合。2020年基準、2023年4月分のデータ。総務省)。
食費や光熱費の節約はある程度までしかできないし、物価の上昇で相殺されてしまう。
詳しく読む>>
節約を続ける3つのデメリット お金はたまるがよくないことも?
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・「老後破産」しないために読みたい
・ブラックリストでも作れるクレカ5選【PR】(外部)
・今持っている株を売って新NISAで買い直したほうがいい?
・会社に転職活動がバレない転職サイトの機能
・「dジョブスマホワーク」で高ポイントをもらう方法