10月3日にヤマト運輸が、約3万人の個人事業主との契約を2024年度末までに終えることを明かした。また、Amazonはネット広告で、「ドライバーになりませんか?」と勧誘しているが、ヤマト運輸やAmazonの個人宅配ドライバーは、どれくらい稼いでいるのだろうか?
ヤマト運輸の年収は高い?低い?
コロナ禍で外出を控え、ネットショッピングの利用頻度が高まる中、個人事業主との契約を2024年度末までに終えることを発表したヤマト運輸。社員はどれくらい年収をもらっているのだろうか?
持株会社の年収は1,000万円を突破!現場は?
ヤマト運輸は年収情報を公開していないため、持株会社であるヤマトホールディングス <9064> の過去5年間の年収推移を見てみよう。
会計年度 | 平均年収 |
---|---|
2018年 | 939万円 |
2019年 | 956万円 |
2020年 | 970万円 |
2021年 | 915万円 |
2022年 | 1018万円 |
過去5年に限ってみると、コロナ禍の最中である2021年にこそ落ち込んだものの、最新の金額は1,000万円の大台を超えるかなりの高年収だ。
ただし、この数字はあくまで“持株会社社員”の平均で配達員を含めた実際の現場社員ではない。求人サイトの口コミや募集ページなどから推測すると、配達をしている社員たちの年収は500万円前後といったところだ。
なお、現場社員は基本給が高くないものの、手当てや配達インセンティブで金額が増える体系。このため、コロナ禍の巣ごもり需要で金額に大きな変化が出ている可能性もあり、都市部など配達需要の多い地域だと、700万円〜800万円ほどになっていてもおかしくない。
個人の宅配ドライバーは稼げる?コロナ禍、Amazonなどで増加
「Amazonのドライバーになりませんか?」──。ネットでこんな広告を見たことがある人は少なくないだろう。家に届く荷物を大手の宅配会社ではなく、個人のドライバーから受け取ることも増えた印象はないだろうか。個人の宅配ドライバーは、どれくらい稼いでいるのだろうか。
どれくらい稼げる?大変なことは?
フリーの宅配ドライバーの年収は、働き方にもよりますが400万円程度といわれている。
一般的に、収入は配送する荷物の量で決まるため、収入を増やそうと思ったらより多くの荷物を運ぶ必要がある。
残念ながら単価はあまり高くないため、必然的に長時間労働になりがちだ。
自由な個人事業主として働くのはメリットともいえるが、契約社員として働く場合もあくまで非正規社員となるため、労働条件も良いとはいえない。
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個人の宅配ドライバーは稼げる?コロナ禍、Amazonなどで増加
文/編集・dメニューマネー編集部
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