子供のおねだり、「これ買って」にはどのように対処をすればいいのだろうか。「いつものことだから」と適当な返事で済ませていると、子供の金銭感覚が次第に狂ってしまうかもしれない。そうならないために親がすべきこと、してはいけないこととは──。
子供の「金銭感覚を狂わせる」親の3つの行動
何気ない親の行動で子供の金銭感覚が狂い、大人になったときに子供がお金で苦労するかもしれない。子供の金銭感覚を狂わせるNG行動をよく理解して、子供が正しくお金と向き合えるようにしよう。
子供のお小遣いの使い道に口を出す
子供のお小遣いの使い道に口を出すと、自分で判断してお金を使う力が身につかない。
「そんなものを買うなんてもったいない」「今買うのはやめておきなさい」などつい口にしてしまいがちだが、子供が何も言わずに従っているようなら要注意だ。
自由にお金を使えないことにストレスを溜め、一人暮らしを始めてから散財に走るおそれがある。
親として子供のお金の使い道に意見するのは構わないが、「これを買うお金でお菓子を何個買えるか考えてみて」「本当にほしいか一週間考えてみない?」などマイルドな表現を心がけ、最後には子供に自分で決めさせることが大切といえよう。
親が買い物でストレス発散する姿を見せる
子供は親の背中を見て学ぶため、親が買い物でストレスを発散していると、子供も同じような行動に走るおそれがある。
たとえば、嫌なことがあった日に「自分へのご褒美」と言って買い物し、それで機嫌が良くなっている親の姿を見ると、子供は「嫌なことがあったら買い物をすればいいんだ」と学び、似たような行動をとってしまうことがある。
予算を決めて必要なものを買う、衝動買いせずよく考えてから買うなど、正しい買い物の仕方を行動で子供に見せることを心がけたい。
子供のおねだりにはこう返そう
小学生の子供は何かと「これ買って」とおねだり攻撃をしかけてくるが、適当にこたえていると、知らないうちに間違った金銭感覚が養われてしまうかもしれない。子供が正しいお金とのかかわり方を覚えられる親のこたえかたを知っておきたい。
一緒に貯金計画を立てる
少し高いものなら、お小遣いを貯めたら自分で買えると伝えよう。
「お小遣い何ヵ月分で買えるかな?」と子供に考えさせたり、「冬休みまでに買えるよう貯金しよう」とほしい物貯金を始めたりするのもいいかもしれない。
「ほしい物があるときは貯金する」という基本的な考えが身につくとともに、計画性や継続力を養うことにもつながる。
買えない理由を話す
正直に買えない理由を話すのも大切だ。
親ががんばって働いたお金で、家やご飯、服など必要な物を買っていること、ほしい物を何でも買うと家族の生活が成り立たなくなることを話してみよう。
社会や家庭におけるお金の流れを学ぶことで、全体観を持ってやりくりする視点が身につく。
子育て世代の買い物は時間との戦いでもあるので、忙しいときはつい「だめ」「今度ね」と流してしまうこともあるだろう。
そういうときは時間ができてからでいいので、子供によりそって一緒に貯金計画を立てたり、買えない理由を話したりしよう。
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子供の「買って」に「また今度ね」とこたえてはいけない理由──おねだりにはこう返そう
文/編集・dメニューマネー編集部
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