投資で成功する人には、いくつかの共通点がある。たとえば、FIRE(Financial Independence,Retire Early)した人は、一つの証券口座だけでなく、複数の口座で資産を運用していることが多い。もし、投資で成功して早期リタイアをしたいのなら、成功者の特徴を知って、それをマネてみることが大切だ。
「投資で成功している人」の共通点
投資に成功している人には、共通点があるというが、それはどのようなものなのだろうか?
複数の金融機関を使っている
複数の金融機関によるセカンドオピニオンは投資の成功に欠かせない。
たしかに、どこかの銀行に行けば、投資信託も債券も保険も手に入れられるが、同じ金融商品であっても、金融機関や担当者によって知識や販売ノウハウには大きな差がある。
そして金融機関や窓口の担当者は自分の都合で特定の商品を積極的に推すことがある。
特定の金融機関の担当者と信頼関係が深まると、金融機関の都合による販売であることに気づかなくなる。
余裕資金で投資している
投資に余裕は欠かせない。
どんなに相場の状況がよくても、数年に1度、暴落は必ずやってくる。
投資した額以上の取引を行うような信用取引やFXなどは特に損失が大きくなる。
生活に必要なお金を投資に回していたら、投資どころか生活費にも困ってしまう。
余裕が必要なのは資金だけではなく、メンタルもだ。予期せぬ暴落を見て耐えきれず、一刻も早く解約したいという衝動にかられ、待てずに売ってしまい、あとで後悔することもある。
FIRE達成のためにはリスクを取った手法も必要
つみたてNISAやiDeCoなどでFIRE達成の資金を確保することは困難だろう。
たとえば、毎月3.3万円を年利5%で20年間積立した場合、約1,356万円になる。大きな資産ではあるが、リタイアするには心もとない金額ではないだろうか。
FIREを達成した投資家たちはどのような投資手法を取っていたのだろうか?
たぱぞうさん──米国株投資を中心にFIRE達成
書籍「米国株で始めるセミリタイア投資術」や登録者15万人超えのYouTuberとしても活動しているたぱぞうさん。
普通の年収のサラリーマンだったが米国株投資を中心に資産1億円を突破。投資初心者へのアドバイスとして以下のように語っている。
「インデックス投資など人と同じ投資をして、ゆっくり老後に備えて資産運用をしていくのか。それともFIRE(早期リタイア)を狙って大きく収益を上げていくのか。FIRE自体が人と違うことですから、やはりリスクを取り、幾分かは人と違う投資をしていく必要が出てきます。資産運用の狙いに応じたリスクの取り方があるということです」
三菱サラリーマンさん──収入の8割を株式買付にまわしていた
収入の大部分を投資にまわし、30歳という若さでFIREを達成した三菱サラリーマンさんは自身のブログで以下のように綴っている。
「基本的にまとまったキャッシュフロー(主に月例給与や賞与、他には配当金や副収入)が入るたびに、高配当株・連続増配株を買い付けます」
2人に共通しているのは、ある程度まとまった資金を投資にまわしていたという点だ。
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FIREへの近道は「一括投資」、達成した人はやっているハイリスクハイリターンな手法
文/編集・dメニューマネー編集部
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