老後破産をする人には共通点がある。たとえば、定年後にもらえる年金や、退職金の金額を把握していないということが挙げられる。ほかには、どんな特徴があるのだろうか?
老後破産してしまうNG行為
老後にお金に困る人には共通点がある。中には、現役時代に高収入だったにもかかわらず老後破産してしまう人もいるようだ。老後破産になりかねない人の特徴には、次のようなものがある。
自分の年金額や退職金額を把握していない
年金も退職金も、老後の生活を考えるうえで確実に知っておかなければならない情報だ。あるかないか、いくらあるかによってその後の生活が大きく変わる。
定年退職も見えてくる50代の時点でこれらを知らないということは、お金に無頓着・無計画な兆候が見られる。
老後破産を防ぐには、事前に老後のお金と仕事をどうするか作戦を練っておくことが重要だ。
退職金を当てにしすぎる
老後の生活費の大きな柱は、年金と貯金、そして退職金の3つだ。今は退職金が期待できない会社もあるが、幸いにして退職金が支給されそうなら老後のための資金と考えておきたい。
退職金を当てにして高額な分譲マンションを買ったり、車のローンを組んだりすると、老後のための資産が減るだけではなく、予想していた退職金の金額より少なかった場合に老後もローンを払う羽目になるかもしれない。
老後破産に陥りやすい人の特徴
「老後破産」という言葉を耳にする機会も多いのではないだろうか。昨今は人生100年時代と言われており、長生きする人が増えてきた。しかし、老後が長いゆえに老後の生活に不安を感じる人も多くいる。老後破産に陥らないためには、どうすればよいのだろうか?そのヒントとなるのが「老後破産に陥りやすい人」の特徴を知ることだ。
生活水準を下げられない人
もっとも危ないのは「生活水準を下げられない人」だ。定年後は収入が大幅ダウンするため、それに合わせて生活水準を下げないと老後破産の恐れがある。
定年後に収入が大幅ダウンする時期は2つある。
・定年退職後の再就職
まず、定年退職後の再就職の時期で収入がダウンする。
日経ビジネスが行った「定年後の就労に関する意識調査」によれば、回答者の大半が「収入が下がった」と回答。その多くが「4~6割収入が下がった」と答えている。
・年金受給者になった後
年金受給者になった後も収入がダウンする。
2020年の家計調査報告によれば、平均的な年金無職世帯(2人以上の年金受給世帯)の手取り月収は22万5,501円、支出は22万4,390円で明らかに赤字だ。
その状態で今と同じ生活をすれば老後破産まっしぐら。今から徐々に生活水準を下げて老後破産を防ぎたいところだ。
子どもにお金をかけすぎている人
教育費など、子どもにお金をかけすぎている人にも老後破産の危険がある。
比較的多いのが、教育費にお金をかけすぎるケースだ。
また、孫にお金をかけすぎる人も危険といえよう。そこでお金を使うと十分な老後資金を貯められず、老後破産を起こしやすくなる。
それを防ぐためには、今から「子どもにお金をかけすぎない」「子どもに経済的自立を促す」「困ったら公的機関に相談する」の3点を心がけたいところだ。
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あなたは大丈夫?老後破産に陥りやすい人の特徴5選
文/編集・dメニューマネー編集部
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