定年を迎えてからタクシー運転手の仕事を始める人もいるが、給料体系はタクシー会社によって変わる。固定給与のところもあれば、完全歩合の会社もある。タクシー運転手は、どれくらい稼げるのだろうか?また、客とのトラブルもタクシーの仕事にはつきもの。どのようなトラブルがあるのか?
タクシー運転手の年収は?
老後の仕事として、タクシー運転手を60代から始める人も多い。タクシー運転手の平均年齢は60歳というように、65歳を定年とする会社が多い中、かなり高い年齢となっている。 そんなタクシー運転手だが、年収はどれくらいなのだろうか?
タクシー運転手の平均年収は高い?低い?
タクシー運転手の平均年収は約363万円とされる。これはあくまで平均で、地方で運転した場合年収は200万円程度。東京や大阪など人口の密集している地域で運転すれば、年収は470万円程度になる。
タクシー業界には、隔日勤務という勤務体系があり、それが主流の働き方の一つになっている。隔日勤務というのは、言葉通り1日おきに勤務する働き方のことだ。
給与体系は大きく分けて3種類あり「固定給与」「完全歩合」「基本給+歩合」に分けられ、多くのタクシー会社が「基本給+歩合」の給与形態を取っているようだ。
ハイヤー・個人タクシーの運転で年収アップを狙え!
タクシー運転手の平均年収や給与形態に関して理解できただろうが、ハイヤーの乗務員や個人タクシーの運転手になるとさらに稼げる。
ハイヤー乗務員の1年目の平均年収は490万円とされる。ハイヤーは、運転・接客など全てにおいてグレードの高い運転手にしか仕事がこなせない。よって、給与が高めとなっているのだ。
一方、個人タクシーの運転手になると、売り上げの全部が自分の取り分となる。タクシー会社に所属する運転手の取り分は全体の売上の約50~60%となるので、かなりおいしい仕事といえよう。
しかしながら、個人タクシーの運転手になるには、10年以上一つのタクシー会社で事故・違反なく勤務するなど高いハードルが定められているので、この点も覚えておきたい。
「タクシー」でありがちなトラブル
忘年会シーズンはタクシーを使う機会が増えると思うが、酔ってタクシーに乗ったことにより、吐いて車内を汚してしまったり、つい気が大きくなって運転手と口論になってしまったりと、普段では考えられないようなトラブルに見舞われることがある。実際にタクシーを使う際に、ありがちなトラブルをいくつか見てみよう。
車内を汚してしまった
具合が悪くなって吐くなどして車内を汚してしまい、車内のクリーニング代を請求された場合は支払わなくてはならない。車内クリーニングにかかる費用は、1万~3万円程度といわれている。
加えて、クリーニングが終わるまでの間に、そのタクシーが本来得られるはずだった利益も支払うよう求められることもある。
あまりにも金額が大きい場合は、弁護士に相談したほうがよいだろう。適切な金額はいくらなのか、きちんと話し合うべきだ。
タクシー運転手を殴ってしまった
口論になって手が出てしまい、運転手に殴る・蹴るなどの暴力を振るうと暴行罪となり、2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金または拘留、もしくは科料を支払うことになる。
相手がケガをした場合は傷害罪となり、15年以下の懲役または50万円以下の罰金となる。
運転席を蹴ったり、タクシー内の備品をたたいたりして、運転手に間接的な被害を与えた場合も暴行罪になることがあるので、酔っぱらってタクシーに乗る際は十分注意したい。
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「タクシー」でありがちな4つのトラブル 留置場で正月はイヤでしょ?【忘年会シーズン】
文/編集・dメニューマネー編集部
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