お風呂にお湯を張ることの多いこの季節、追い焚きと保温、どちらがガス代を節約できるのだろうか。あらゆるモノの値段が上がっているからこそ、こういった細かい部分でも節約を心がけたい。また、入浴剤を入れて追い焚きをすると、給湯器を壊してしまうおそれがある。追い焚きをする際、どのようなことに注意すればいいのだろうか?
追い焚きと保温どっちが安い?
冬はお風呂で追い炊きする回数が増えたり、シャワーの時間が伸びたりなど、水道光熱費が高くなりがちだ。使い方一つで簡単に電気代を減らせるかもしれないので、お得な使い方を知っておくとよいだろう。
保温と追い焚きは「1時間以内」なら保温のほうが安い
保温モードで水温を維持するのと、入る時に追い炊きをするのとでは、1時間以内に入るのであれば保温モードのほうが安いとされている。次に誰かが入るまで1時間以上かかるなら、保温にしないほうがよいだろう。
というのも、保温モードは、温度が下がると温め直すのを繰り返すため、長時間入らない場合は、無駄に何度も温めることになってしまうからだ。
一方の追い焚きは、熱を加えるのは1回で済むので、長時間入らないときにはお得だ。ただ、冷めたお湯を温めるにはガス代がかかるので、短時間なら保温で温度をキープしたほうが安くなる。
2日間同じお湯を使う追い焚きは冬はNG
節水や節約のために一度使った同じお湯を、翌日追い炊きして使うという人もいるが、冷え切った水を温め直すのはおかんがかかるため、一日使ったお湯は捨ててため直すほうが安くなる。
一般的に、水を追い炊きしてお湯にするよりも、一からお湯を入れるほうが熱を加える効率が良く、ガス代が安くなる傾向にある。
「お風呂が壊れる」NG行為 入浴剤を入れたら「してはいけない」こ
入浴剤の入ったお湯を追い炊きして使う人もいるだろうが、入浴剤の種類によっては追い炊きをすると浴槽や配管、給湯器の故障につながるものもある。
追い炊きしても問題ない入浴剤
追い炊きしても配管や風呂釜を傷めない入浴剤は、「浴槽・配管を傷めない」「追い炊き機能付きのお風呂で使える」などと書いてあるものや中性のもの、そしてお湯が白く濁らないものだ。
基本的に、お湯が透明のままの入浴剤には銅を酸化させる酸化チタンが含まれていないので、配管を傷つけず安心といえよう。
ただし、お湯がにごる入浴剤の中には、にごりがオイルによるものもある。にごる入浴剤でも、パッケージに「浴槽・配管を傷めない」などの記載があれば使っても大丈夫だ。
追い炊きを避けたい入浴剤
追い炊きを避けたい入浴剤は、塩や塩化ナトリウム、硫黄を含んでいるものや、金属を傷める酸化チタンや炭酸カルシウムを含むもの。そして花びらなどの固形物や、お茶・ゆず・牛乳などの食物が入っているものだ。
たとえば、人気のバスソルトはその名のとおり「塩」そのものを含むため、追い炊きする際は使わないほうがよい。
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「お風呂が壊れる」NG行為 入浴剤を入れたら「してはいけない」こと
文/編集・dメニューマネー編集部
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