世界一低い噴火口を持つダロル火山
アフリカ最古の独立国で、現存する世界最古の独立国の一つです。マラソン競技が強い国としても知られています。「哀提伯」とはどこの国でしょうか?
正解はエチオピアです。正式名はエチオピア連邦共和国。
エチオピアは、東アフリカに位置する連邦共和制国家です。国土は日本の約3倍、近隣国にはソマリア、ケニア、スーダンなどがあります。サハラ以南のアフリカでは、ナイジェリアに次いで二番目に人口の多い国です。
首都アディスアベバの大統領宮殿内には日本庭園があります。この庭園には、1960年に上皇上皇后両陛下が皇太子同妃両殿下時代に訪れたことも。また、2006年には小泉純一郎元総理大臣が、2014年には安倍晋三元総理大臣も訪れています。
エチオピアにあるダナキル砂漠は、海抜約マイナス125mと、海よりも低いところにある砂漠です。気温は平均34.5℃、最高50℃以上を記録したこともある、地球上で最も暑くて住みにくい場所の一つです。
また、ダナキル砂漠にあるダロル火山は、海抜マイナス約50m、世界で唯一海面より低い場所に火口がある硫黄火山です。地下水が湧き上がるように、金属元素を含んだ温泉水が吹きだして作られる極彩色の景色は、地球上のものとは思えないほどの絶景です。
急成長するエチオピアのバラ産業
エチオピアの経済を支えているのは農業です。GDPや産業別労働人口、輸出額において、農業が高い割合を占めています。特に重要な農作物はコーヒーで、世界で生産されているコーヒー豆の約8割を占めるアラビカ種は、エチオピアが原産です。
2000年代からはコーヒーだけでなく、低コストで生産できる輸出用のバラ栽培を本格的にスタート。今では、バラの年間輸出額が1億5000万ドル超にまで急成長を遂げました。エチオピアのバラは、日本にも年間1千万本以上空輸されています。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月21日公開記事)
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