ポイントをたくさん貯めるために必要なワザのひとつが「ポイントの重ね取り」です。
連載「キャッシュレス・ポイント有段者への道」第10回
たとえば買い物をするとき、クレカで支払い、共通ポイントのポイントカードを提示すれば、クレカと共通ポイント両方のポイントを獲得できます。これが「ポイントの重ね取り」です。この場合はクレカとポイントカードなので、「ポイントの二重取り」です。
クレカ以外の決済方法やポイントカードの種類が増えている今、1回の買い物でポイントを最大限に獲得しようとすると、かなり複雑なワザを駆使する場合も出てきます。
1 「クレカ払い」「共通ポイントカード」で二重取り
これは冒頭で紹介したとおりで、クレジットカード払いをする際に、dポイントなどの共通ポイントのカードを一緒に提示すると「二重取り」ができます。最もシンプルな重ね取りの方法です。
利用するクレカ・共通ポイントを一つにしぼっておくと、ポイントが集中的に貯められます。
2 「クレカチャージ」「電子マネーやスマホ決済」で二重取り
電子マネーやスマホ決済にクレジットカードをひもづけておけば、クレカからチャージでポイントがもらえ、さらに電子マネーやスマホ決済で支払えばまたポイントがもらえます。“チャージ”と“支払い”で「ポイントの二重取り」がかなうわけです。
楽天ポイントなら、楽天カードから楽天キャッシュへチャージして楽天ペイで支払うと、チャージで0.5%、さらにチャージ残高から楽天ペイでの支払いで1%と、合計1.5%のポイント還元となります。
3 「クレカ払い」「共通ポイントカード」「店舗カード」で三重取り
ポイントの「三重取り」という言葉を聞くとすごく難しいことのように思えるかもしれませんが、基本は1で紹介した二重取りとそう変わりません。クレジットカードで支払う際に、「共通ポイント」のカードだけでなく「店のポイントカード」も一緒に提示します。どちらかしかポイントがもらえない場合もありますが、もし店舗独自のポイントカードがあるなら、ぜひ試してみましょう。
4 「クレカチャージ」「電子マネーやスマホ決済」「共通ポイントカード」で三重取り
こちらの方法では、クレカからチャージでポイント、電子マネーやスマホ決済で支払いでポイント、さらに共通ポイントのカードも提示してポイントゲットを狙います。こちらも2の方法にひと手間加えるだけなので、支払いの際に提示することを習慣にすればそれでOKです。
たとえばドラッグストア。マツキヨなら、マツキヨポイントとdポイントがたまります。トモズならトモズポイントとポンタ。ツルハもツルハポイントと楽天ポイントが両方貯まります。ココカラファインは、ココカラポイントかdポイントもしくは楽天ポイントがためられます。
自分に合った方法を見つけておトク感を体験しよう
これらの方法をうまく活用するためには、まず自分がよく買い物をする店で使える決済方法と共通ポイントの付与率を確認することが大切です。
最近はポイントカードも持ち歩く必要はなく、スマホアプリで済むようになりました。できるだけ多くの店で使える方法を見つけ、自分なりのルールを決められれば、上手にポイントを貯められるようになります。
まずは重ね取りの基本パターンを理解して、自分なりのやり方でおトク感を体験してみましょう。
文・酒井富士子(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部
(2021年8月19日公開記事)
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