「蒙答那」ってどこ?──ブルーサファイアの産地、人より野生動物が多く住む州

2021/12/31 19:45

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雄大な自然が魅力、熊本県とは姉妹都市 冬は暖かく、夏は涼しく1年を通して雨量は少なめ。穏やかな気候に恵まれ、最後に残された最高の場所と呼ばれることもあります。州内にはヘラジカやハイイログマ、ハゲタカなど数多くの野生動物が生息するグレーシャー国立公園や、イエローストーン国立公園があります。国内外から年間約1,000万人以

雄大な自然が魅力、熊本県とは姉妹都市

冬は暖かく、夏は涼しく1年を通して雨量は少なめ。穏やかな気候に恵まれ、最後に残された最高の場所と呼ばれることもあります。州内にはヘラジカやハイイログマ、ハゲタカなど数多くの野生動物が生息するグレーシャー国立公園や、イエローストーン国立公園があります。国内外から年間約1,000万人以上の観光客が訪れ、休暇を楽しむ人たちの楽園として知られる「蒙答那」とは、アメリカのどこの州でしょうか?

正解はモンタナ州です。

モンタナ州は、アメリカ北西部に位置し、カナダと国境を接する州です。州の面積は日本とほぼ同じですが、人口は約108万人(2020年時点)程度。ロッキー山脈や州東部に広がるゆるやかな平野には、手つかずの大自然が多く残っており、そのなかには州の人口よりも多い野生動物たちが暮らしています。雄大な自然にひかれて訪れる旅行者は年々増加しているようです。

1982年にモンタナ州は熊本県と姉妹提携を結び、民間でも活発な交流が行われています。熊本県内にあるモンタナ州のファンクラブ「モンタナクラブ」と、同州にある日本のファンクラブ「ジャパンフレンドシップクラブ」は、民間交流の窓口です。文化交流を中心に、青少年交流から経済交流まで幅広く行われているようです。

さらにモンタナ州政府は、熊本県との交流促進のため、1990年に熊本に駐日代表事務所を開設しています。

ブルーサファイアの鉱床がある

モンタナ州の西側は肉牛飼育、東側は小麦や大麦、テンサイの栽培が盛んに行われています。モンタナ産小麦の最大の輸出先は日本で、輸出量の28%(2019年)を占めています。州内には、丸紅 <8002> や三井物産 <8031> といった日本の大手総合商社が進出しています。

銅・金・銀・鉛・石油・天然ガスも産出され、森林資源も豊富です。

モンタナ州にある採掘可能な埋蔵石炭量はアメリカ最大で、全米の約3分の1(2020年)。あまり知られていませんが、同州はブルーサファイアの重要な産地でもあります。1895年に鉱床が発見され、20世紀になるころには、年間平均40万カラットのサファイアが産出されていました。

文/編集・dメニューマネー編集部

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