日本の公共放送局として、テレビの国内・国際放送やラジオ配信を行う「NHK」。全国にあらゆる放送を普及させるという目的で設立された「NHK」ですが、このアルファベットはいったい何の略なのでしょうか。
「日本放送協会」の略
「NHK」とは“Nippon Hoso Kyokai”の略で、正式名称は「日本放送協会」です。
英語では、“Japan Broadcasting Corporation”と言います。
1926年に社団法人東京放送局、同名古屋放送局、同大阪放送局の3つの放送局が合併して、「NHK」の前身となる「社団法人日本放送協会」が発足しました。その後、1950年に放送法に基づく特殊法人として「日本放送協会」が誕生しています。
子どもに向けた教育テレビや、1964年に開催された東京オリンピックで初めて衛星中継をするなど、さまざまなジャンル・方法でテレビの歴史を作ってきました。
「NHK」と他の民放テレビ局との違い
NHKの使命は公共の福祉のために全国にあまねく放送を普及させ、豊かで良い番組による放送サービスを行うことにあります(公式Webサイトより)。「NHK」は民間運営ではなく総務省の管轄で、放送法に基づく特殊法人による「公共放送」という特徴があります。
一方、TBSホールディングス <9401>、日本テレビホールディングス <9404> 、テレビ東京ホールディングス <9413> 、テレビ朝日ホールディングス <9409> 、フジ・メディア・ホールディングス <4676>などは「民間放送局(民放)」です。
民放はテレビCMの広告料を中心に収益を上げている放送局であり、民間企業によって運営されています。これに対し、公共放送である「NHK」はテレビCMを放送しないため広告料がありません。
NHKの主な収入源は受信者による受信料です。受信料の支払い義務は法律法で規定されていますが、近年はNHKが推し進める「未払い者への督促」などに批判の声が上がり、受信料問題に揺れています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2021年9月1日公開記事)