マーケティングの分野において、戦略を立てる際に必ず登場するといっても過言ではないのが「ペルソナ」です。ターゲットを絞って適切なサービスや商品を提供するために必要な「ペルソナ」ですが、「ペルソナ」がどんな意味か正確に説明できますか?
商品やブランドのターゲット像という意味
「ペルソナ」とは、本来は「人物像」という意味です。英語では“persona”と言い、ラテン語で「仮面」を意味する言葉が由来です。
元々は役者が仮面をかぶって演技をすることから、「人格」や「人物像」を意味する言葉として使われるようになりました。
ビジネスの場では、商品やブランドのターゲット像という意味で「ペルソナ」が使われています。例えば、宣伝広告業界では「ペルソナマーケティング」という言葉があります。これは商品・ブランドのターゲットとなる人物像を詳細に作り込み、その人物に対する宣伝、広告、販売戦略を練るというマーケティングスタイルのことです。
「ペルソナ」と「ターゲット」の違い
「ペルソナ」と似た意味で使われる言葉に「ターゲット」があります。
ペルソナが詳細なプロフィールまで明確化するのに対し、ターゲットは「20代の女性」や「30代の会社員」など、性別やざっくりとした年代・職業など、大まかな設定であることが特徴です。
一方、「ペルソナ」はどのようなライフスタイルなのか、年収や既婚・未婚、家族構成、休日の過ごし方まで細かい設定をします。
例えば、「都内の大学に通う20歳の女性で、両親と2歳年上の兄がいる」「普段は大学が終わったらカフェでアルバイトをし、休憩時間や一人の時間はもっぱら動画を閲覧している」といったことまで詳細な設定をするのがペルソナです。
「ペルソナ」を細かく設定すると、ターゲットの悩みや疑問が予測でき、それらを解決するために、どのような商品やサービスを生み出せば良いのかがわかります。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2021年9月1日公開記事)