セントルイス大聖堂も見所の一つ
ジャズ発祥の地で、街中に音楽があふれています。この都市にある1840年創業のアントワンズは、アメリカ大統領やローマ教皇も訪れたという老舗レストランです。同店が発祥のカキにチーズをのせて焼いた料理は、アメリカで広く人気があります。他にも、1909年までコインを鋳造していた旧造幣局や、現在も運営されている教会の中では最も古いセントルイス大聖堂があります。
「細哈連」とは、アメリカのどこの都市でしょうか?
正解はニューオーリンズです。
ミシシッピー川の三角州に拓けた街で、川を利用した貿易によって発展してきました。
ニューオーリンズは、ジャズ発祥の地としても知られています。ジャズとは、黒人の民俗音楽と白人のヨーロッパ音楽が融合した音楽のこと。楽譜に書かれた音にこだわらず、その場でメロディーを作りながら演奏する即興演奏が特徴です。
市内のいたるところで奏でられるライブ音楽は、昼夜を問わず1年中楽しめます。特に、アメリカ合衆国第7代大統領アンドリュー・ジャクソンを記念したジャクソン広場の周辺は、ストリートパフォーマーが多く集まっています。
毎年開催されるニューオーリンズ・ジャズ・アンド・ヘリテッジ・フェスティバルは、ジャズファンにとって見逃せないイベント。しかし、2020年と2021年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、残念ながら中止となりました。
現在も続く被災地復興プロジェクト
ニューオーリンズといえば、2005年8月に起きたハリケーン・カトリーナの被災地として知る人もいるかもしれません。カトリーナはアメリカ史上最大級のハリケーンで、日本でも大きく報道されました。直撃を受けたニューオーリンズの被害は大きく、街の80%が浸水したといわれています。
被災後に再開しない食料品店も多く、ブロード・ストリートと呼ばれる地区は、食砂漠と化していました。同市出身のジェフリー・シュワルツ氏が行った食糧格差についての研究によると、この地区の通り1本を挟んだ南北では、栄養状態の差から平均寿命が20歳も違っていたそうです。
同氏はこの問題を解決するため、2014年からリフレッシュと呼ばれるプロジェクトを開始しました。食料品スーパーマーケットチェーン大手のホールフーズ・マーケットの誘致を中心に、地元の大学と連携した料理教室や、外食店で働くための就労支援を行いました。
他にも、庭先での小規模農業を推進するベンチャー企業の巻き込みなど、復興に向けた取り組みが今も続いています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2021年9月6日公開記事)