読めたらすごい!「夏麦論」ってどこ?──240以上の部族が住む アフリカのサッカー強豪国

2021/12/19 07:15

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アフリカ内でもトップのサファリ王国 アフリカ有数のサッカー強豪国として知られる国です。2000年のシドニーオリンピックでは、準々決勝でロナウジーニョを擁するブラジルにゴールデンゴール方式で勝利、決勝でもスペインを破って初の金メダルを獲得しました。2002年のワールドカップ日韓共催では、キャンプ地となった大分県中津江村(

アフリカ内でもトップのサファリ王国

アフリカ有数のサッカー強豪国として知られる国です。2000年のシドニーオリンピックでは、準々決勝でロナウジーニョを擁するブラジルにゴールデンゴール方式で勝利、決勝でもスペインを破って初の金メダルを獲得しました。2002年のワールドカップ日韓共催では、キャンプ地となった大分県中津江村(現在は日田市)との熱い交流が話題となりました。「夏麦論」とはどこの国でしょうか?

正解はカメルーンです。

国名は、ポルトガル語でエビの意味。15世紀にこの海岸に来たポルトガル人が入江にエビが群棲しているのに驚き「エビの川」という意味の「リオ・ダス・カマローネス」と名付けられたことに由来するそう。

カメルーンは、アフリカ中部に位置し、ギニア湾に面しています。国土面積の4割を占める森林は、アマゾンに次いで世界第2位の熱帯雨林面積を誇るコンゴ盆地の一部です。

国内には、7つの国立公園があります。なかでもアフリカ最大の「ジャー動物保護区」は、最もいい状態で保護されている熱帯雨林です。保護区の9割は手つかずの大自然で、絶滅の危機にあるシンリンゾウや、ほぼ絶滅に近いアフリカングレーパロット、ボンゴ、ヒョウの生息も確認されています。

また、唯一同保護区に住むことを許されたバカ族は、今なお伝統的な暮らしを続ける民族です。多民族国家カメルーンには、バカ族などそれぞれの言語を持つ民族が240も存在しています。

ココアや綿花、コーヒーの栽培が盛ん

カメルーンは、中央アフリカやコンゴ共和国、赤道ギニアなどの国々が設立した中部アフリカ経済通貨共同体(CEMAC)の加盟国です。同国のGDPは、組織全体の約40%を占め、中部アフリカ地域の経済の安定に重要な役割を担っています。

カメルーンの主産業は農業とサービス業です。しかし、産業別のGDP構成比を見ると、農業を含む第1次産業は15%ほどで、生産性はあまり高くありません。工業・製造業を含む第2次産業が39%、第3次産業が約50%となっています(すべて2018年時点)。

豊富な降雨量を背景にココアや綿花、コーヒーなどの栽培が盛んです。日本にも輸入されているカメルーンコーヒーは、フローラルな後味にソフトな酸味とやわらかい甘みが特徴。他のアフリカ産コーヒーとは違った味わいが楽しめます。

文/編集・dメニューマネー編集部

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