「これがフィックス版の書類です」「スケジュールがフィックスしました」など、「フィックス」はビジネスの場でよく耳にする言葉の一つです。ITや建築など、業界によってはさらに使用頻度が高くなる「フィックス」がどんな意味か、正確に説明できますか?
「確定」「最終決定」という意味
「フィックス」とは、「固定する」「修理する」「決定する」という意味です。
ビジネスでは「最終決定」の意味で使われるケースが多く、完成した書類の確認や日程調整の際に用いられます。
英語の“fix”が由来ですが、本来の意味は機械を修理する、問題を解決する、寝癖を整えるなど、幅広い使われ方があります。
しかし、ビジネスシーンでは「最終決定」を表す際に用いられることが一般的です。ただ、IT業界の場合はバグ(誤り)などの不具合を修正することを「バグフィックス」と言い、建築業界では開閉できず固定された窓を「フィックス窓(FIX窓)」と言います。また、金融業界では「銀行レートを決定すること」を指し、業界によって意味が異なることも特徴です。
多くのシーンで活用できる便利な言葉
「フィックス」は会話はもちろん、修正が完了した資料を「フィックス版」と呼ぶなど、さまざまな場面で活用できる便利な言葉です。
例えば、予定を調整する際には「スケジュールをフィックスする」、取引の交渉で条件がまとまった際には「条件がフィックスした」などと表現します。
「フィックス」の意味を正しく知れば、さまざまなシーンに活用できるため、ぜひ覚えておきましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・世界の「オカモト」社員年収はいくら?「コンドーム」だけじゃない
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
・使ってない銀行口座、放置するとお金が使われる?
・株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)
・東京23区住みやすい街ランキング【2021年版】
(2021年9月4日公開記事)