市内にあるレコレータ墓地は、6,400ある納骨堂のうち70が国の文化財に指定されています。歴代大統領をはじめ国家の富裕層が多く埋葬されていますが、なかでも庶民からペロン元大統領夫人になったエビータのお墓は国内外から観光客が訪れるほど人気です。わずか33年で閉じたエビータの人生は同名のミュージカル作品となり、日本でも劇団四季によって上演されていました。
ヨーロッパ風の街並みから南米のパリと呼ばれることもある「倍諾愛勒」とは、アルゼンチンのどこの都市でしょうか?
正解はブエノスアイレスです。
世界一道幅が広い道路がある
ブエノスアイレスはタンゴ発祥の地としても有名です。今から150年以上前、タンゴはこの地域にやってきた移民たちの影響により生まれたといわれています。
市内には57の劇場がありますが、最も有名なのはコロン劇場です。その大きさはミラノのスカラ座に次ぐ世界第2位で、パリのオペラ座とあわ併せて世界三大歌劇場のひとつに数えられています。
ブエノスアイレスにある「7月9日大通り」は、世界一道幅が広い道路として有名です。片側8車線もある大通りの名前は、アルゼンチンの独立記念日からつけられています。街の中心部には、市制400年の記念に建てられたブエノスアイレスのシンボルとなる高さ67.5メートルのオベリスコがそそり立っています。
他にもディエゴ・マラドーナの在籍していた南米屈指のサッカークラブ「ボカ・ジュニアーズ」のスタジアムもあります。
二輪車市場をけん引するホンダ
アルゼンチン・カトリック大学によると、長期化している経済危機と新型コロナウイルス感染拡大によって、アルゼンチン国民の半分近くが貧困状態に追い込まれているそうです。
ブエノスアイレスは、他の地域や都市に比べると比較的低い貧困率で、市の周辺に500万人の貧困層が集中しています。
同市に置かれているホンダ <7267> の現地法人は、二輪と四輪の完成車生産を行ってきましたが、2020年中に四輪の生産を終了。2021年以降は、二輪車生産に集中し、国内の二輪車市場におけるマーケットリーダーとして、より競争力のある商品を市場に投入していく方針です。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2021年9月17日公開記事)