アメリカの100米ドル紙幣に印刷されているベンジャミン・フランクリンを輩出した都市です。世界で最もショッピングが楽しめる都市の第2位に選ばれたこともあります。1776 年に独立宣言がなされた場所で、かつてアメリカの首都だったこともある「費拉特費」とは、どこの都市でしょうか？

正解はフィラデルフィアです。費府とも書くそう。

ロッキー・ステップは観光名所に

フィラデルフィアは、ペンシルベニア州最大の都市です。ユネスコ世界遺産に指定されている独立記念館や自由の鐘、米国憲法センターといったアメリカの国家誕生の片鱗を垣間見ることができる名所の宝庫です。

多くの国民に支持されるベンジャミン・フランクリンが生涯の大半を過ごした場所としても知られています。同氏は、国内初の大学としてペンシルベニア大学を創立、同じく国内初となる病院も創設しました。

映画『ロッキー』の主人公ロッキー・バルボアもフィラデルフィア市民です。フィラデルフィア美術館の正面玄関階段は、ロッキーがテーマ曲に合わせてこの階段を駆け上がる場面があることから、ロッキー・ステップと呼ばれています。

現地では、ロッキーの真似をして階段をのぼる地元の住民や観光客の姿が数多く見られるそうです。

フィラデルフィア連銀製造業景況指数とは？

フィラデルフィア連邦銀行が発表するフィラデルフィア連銀製造業景況指数は、ペンシルベニア、ニュージャージー、デラウェア州の製造業の景況感を表す経済指標です。「0」を基準にプラスなら景況感が良く、マイナスならば景況感の悪化を示しています。

指数を求めるための調査は、管轄地区内の約120の製造業者が対象。出荷や新規受注、販売価格、在庫などについて直接企業へアンケートを実施しているため、企業が実感している景況感を判断するためにも注目度の高い経済指標です。

また、同指標は今後の景気動向を占う先行指標ともされています。ニューヨーク連銀製造業景気指数や、全米供給管理協会が公表しているISM製造業・非製造業景気指数とともにアメリカを代表する景況指数です。

特にISM製造業景気指数と相関性が高いといわれています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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（2021年9月18日公開記事）