イギリス工業革命の発祥地で「世界工場」と呼ばれています。街の一角にあるジュエリー・クォーター地区は、工業革命時代に栄えた貴金属加工業の集積地。英国の宝飾品の40%以上はこの地区から提供されているといわれています。人口430万人を超えるイギリス第2の都市「北明翰」とは、どこの都市でしょうか?
正解はバーミンガムです。
『チャーリーとチョコレート工場』のモデル
イギリスの中央部に位置するバーミンガムは、国内のあらゆるエリアへのアクセスに便利な都市です。18世紀には、産業革命で重要な役割を果たしたことでよく知られています。英国2大バレエ団の一つ、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団のホームタウンとしても有名です。
また市内には映画『チャーリーとチョコレート工場』のモデルになったキャドバリー社のチョコレート工場や、18世紀に建てられたバロック様式のバーミンガム大聖堂があります。大聖堂にあるキリストの降誕から最後の審判までを表現した美しいステンドグラスは、世界的にも有名です。
ほかにも、古代ローマの神殿を思わせる外観のバーミンガム市庁舎は、1834年に建てられた歴史的建築物です。歌手のデビット・ボウイやロックバンドのレッド・ツェッペリンが公演を行ったこともあり、同市の文化拠点として親しまれています。
市民の4人に1人が自動車関連に従事
バーミンガムは、イギリス全体の工業生産値の5分の1を占めています。特に自動車産業が盛んで、世界的に有名な自動車メーカー「ジャガーランドローバー」や「ロールス・ロイス」の生産工場が置かれています。また、市民の約4分の1は、自動車関連の職業に従事しています。
近年、同市では金融業と観光業の発展に伴い、製造業などの第2次産業主体から第3次産業へと移行しています。
その変化は、イギリスに進出する日系企業にも影響しているとか。2016年時点で進出企業の約4割が製造業でしたが、近年ではサービス業や金融・保険業の割合が増加しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2021年9月20日公開記事)