高級自動車メーカーのフォルクスワーゲンが本社を置くニーダ-ザクセン州の州都です。世界最大級のメッセ会場があり、工業製品の世界のショーウィンドーとも呼ばれています。2000年には、ドイツで初の国際博覧会が開催された「漢那華」とは、どこの都市でしょうか?
正解はハノーバーです。
広島市ゆかりの平和の鐘がある
ハノーバーは、ドイツ北部を流れるライネ川下流沿岸に位置する都市です。ニーダーザクセン州の州都として政治・経済の中心であるだけでなく、数多くの文化施設を有する文化の中心地でもあります。
おすすめの観光名所は、17世紀ごろに造られたヘレンハウゼン王宮庭園です。ヨーロッパでも有数のバロック式庭園には、82メートルもの大噴水や幾何学的な配置をした大花壇があります。
市に隣接するマシュ湖は、ハノーバー市民のいこいの場です。湖のほとりにあるマシュパークは、毎年夏にマシュ湖フェスティバルが開催され、200万人もの人が訪れる人気の観光地です。
市内には、日本とゆかりのある場所もあります。平和祈願施設として公開されているエギディエン教会には、広島から送られた平和の鐘があり、広島に原爆が投下された8月6日に毎年追悼イベントが開かれているそうです。
9万人以上が参加したオンライン見本市
ハノーバーメッセは、世界最大級の産業見本市です。複数の展示発表が同時並行で行われ、産業機械、ソフトウェア、ロボット、自動化といったさまざまな産業技術が紹介されています。
2020年の開催は、新型コロナウィルス流行の影響により中止されました。しかし2021年は、ライブ配信とストリーミング配信を利用して、完全デジタル形式で開催。約1万500種類の製品と400近い研究開発プロジェクトが発表されました。
好評を博した一方で、チャットとテレビ会議で行われた参加者交流は、「人的交流」という意味では直接対面に及ばなかったようです。
この反省を活かし、2022年のハノーバーメッセは、デジタルとアナログの良い部分を組み合わせたハイブリッド形式にすることが計画されています。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・いくつ読める?「錫蘭・列支敦士登・和蘭・希臘・白耳義」
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
・いくつ読める?「尼波羅・烏克蘭・草支亜・芬蘭・哥倫比亜」
・株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)
・年金手帳の青とオレンジの違いは?
(2021年9月21公開記事)