ビートルズゆかりの地として知られる都市です。18世紀頃に起きた産業革命を機に、貿易の拠点として繁栄してきました。当時の海運会社や造船所、世界初の耐火性倉庫が残る港湾地区は世界遺産に登録されたこともあります。「里味陂」とはイギリスのどこの都市でしょうか？

正解はリバプールです。

世界遺産抹消でも見どころは失われていない

リバプールは2012年から、約55億ポンド（8200億円超）をかけてビルやマンション、大型船が接岸できるターミナルの建設を進めています。都市再生のための長期開発計画を推進する一方で、世界遺産保護の観点から港湾地区の再開発を問題視する声もあったそう。

結局、開発により景観が損なわれたとして、2021年7月に同市の港湾地区は世界遺産登録から抹消されてしまいました。しかし、美しい建築物がなくなったわけではありません。

中世のたたずまいが華々しいセント・ジョージ・ホールやリバプール市庁舎、ロンドンのビッグベンよりも大きな文字盤がある時計塔ロイヤルリバー・ビルディングなど、見どころはたくさんあります。

ほかにも、名門サッカーチーム・リバプールFCは同市を拠点に活動しています。同チームとパートナー契約を結んでいる日本企業は日本ハム （2282） や講談社があります。とくに、講談社のような日本の出版社が海外のサッカークラブとパートナー契約を結ぶのは初めてのことだそう。新たな海外展開の試みとして注目です。

文/編集・dメニューマネー編集部

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（2021年10月31日公開記事）