ひろゆきが「宝くじを買うこと」を問題視した本当の理由

2022/01/05 06:00

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最近、ひろゆき氏の「宝くじ」に関するツイートや発言がバズったばかりだが、その発言の真意とは何だったのだろうか。またコロナ禍で国の出入国管理が厳しくなっているが、移民の受け入れについてはどう考えているのだろうか(インタビューは21年12月上旬に行われました)。(聞き手:濱田 優・dメニューマネー編集長) 宝くじを否定した

最近、ひろゆき氏の「宝くじ」に関するツイートや発言がバズったばかりだが、その発言の真意とは何だったのだろうか。またコロナ禍で国の出入国管理が厳しくなっているが、移民の受け入れについてはどう考えているのだろうか(インタビューは21年12月上旬に行われました)。(聞き手:濱田 優・dメニューマネー編集長)

宝くじを否定した理由

──「宝くじ」について「宝くじを買うと金持ちになれると考える頭の悪さのせいで貧乏のまま」とつぶやかれていて、ネットニュース記事がバズっていました。

計算ができない残念な人がいっぱいいるってことで。一定の割合でいるのは仕方ないと思うんですけど、頭の悪い人が頭の悪いままでいいっていうふうに誤解させるメディアがあるのがよくないなと思ってますね。

宝くじを買うことがよくないと言ったのは、期待値の話ではあるんですけど、それとは別に「1枚ぐらいならいいじゃん」みたいなことが問題だと思うんですよ。

ちょっとしたお金を使うこと、それは悪いことではないという習慣づけが良くないと思ってる。たとえば喉が渇いて時に缶ジュースを買ってしまうとか、小腹が減ったからコンビニでお菓子を買うとか。

そういうちょっとしたお金の使い方をして、ちょっとずつお金が減って、大したものを買ってないのに、あれだけあった給料があんまり手元に残ってない、ってなるのが(問題)。僕は日本に住んだ時もコンビニほぼ使わなかったんですよね。スーパーで買ったほうが安いし量多いし。

だから「お金がたまらない」って、要は使っちゃってるからなんですよ。本当に必要なもの以外使わない生活をすると、日本人の給料でも結構お金がたまったりする。それをやるだけでお金がたまるっていうのもあるし、自分に必要なものが何かっていうのをちゃんと考えるようになるんじゃないですかね。

夢は買うものじゃない

あと「宝くじで夢を買う」っていうんですけど、夢って買うもんじゃなくて作るもんだと思うんですよ。暇な時間でブログを書いてで広告を貼って、アフィリエイト収入を得るとかすればいい。最初は10円とか100円かもしれないけど、それをどんどん伸ばしていく。それが1000円になって月1万円になっていく。家で暇な時間でやってるだけで1万円入ったっていう僕、そっちのほうが夢だと思うんです。

もしお金が入る夢をみたいなら、お金が入ってくるような仕組みをちょっとずつでも作ったほうがよっぽど身になるんじゃないですかね。

──なるほど、すごく納得感のあるまとめ方をしていただき、ありがとうございました。

取材/構成・濱田 優(dメニューマネー編集長)

ひろゆき氏の新春インタビュー 全5回

「日本で不動産を買う」のに否定的な理由
「投資のアドバイス」を求められたらどう答える?日本の婚姻率を上げるには(fuelle)
「新卒はすぐ会社を辞めるな」というのはなぜ?仮想通貨の投資はどう考えるか(MONEY TIMES)
どうでもいい大学は潰したほうがいい
・「宝くじを買うこと」を問題視した本当の理由(本記事)

ひろゆき 著
『1%の努力』
ダイヤモンド社 刊
(Amazonに飛びます)

ひろゆき(西村博之)

1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、『1%の努力』(ダイヤモンド社)、『論破力』(朝日新書)、『誰も教えてくれない日本の不都合な現実』(きずな出版)などがある。