投資はリスクがつきものですが、株式投資では企業選びによってそのリスクを抑えられます。銘柄を選ぶときに指標となる項目の一つが、「連続増配期間」(れんぞくぞうはいきかん)というもの。これは連続して配当金が増え続けている期間のことです。
配当金は企業の業績が良く利益が出ている場合に支払われます。この配当金が長期間増え続けているということは、常に業績を伸ばし利益を上げ続けている優良企業だと判断できるからです。
連続増配期間が長い銘柄のうち4社を取り上げてみました。
32期──花王 30年以上増配が続いているのは1社だけ
花王 <4452> は一般向けの化粧品やボディソープのほか、産業用の油脂製品などを国内外で製造・販売している会社です。なんと32期連続で増配を続けており(2021年度実績)、増配期間が30年を超えているのは花王1社のみとなっています。
23期──SPK 自動車修理部品などの専門商社
花王には及びませんが、23期連続で増配が続いているのが自動車修理部品などを扱う専門商社SPK <7466> です(2021年度実績)。2022年3月期の増配も発表されており、24期連続増配となる見込みです。
23期──小林製薬 医薬品・医薬部外品の大手
医薬・医薬部外品やスキンケア製品、衛生雑貨などを幅広く手掛ける小林製薬 <4967> も23期連続増配を続けています(2021度実績)。
22期──三菱HCキャピタル 23期連続になる見込み
三菱HCキャピタル <8593> は、各種リース・レンタル業やファイナンス業をしている会社です。22期連続増配の実績があり、23期連続の増配見込みも発表されています。
増配を続けている企業は株主がもらえる配当金が多くなるだけでなく、株価も上昇する傾向にあるようです。株式投資をする人は、連続増配期間に注目してみてはいかがでしょうか。
文・井手本亜希(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
ご注意:本記事は取り上げた銘柄への投資を推奨する意図のもと制作されたものではありません。投資判断は必ずご自身でお願いします。
(2022年4月7日公開記事)
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