「震度」と「マグニチュード」はどう違う?

2022/06/08 09:00

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地震が発生すると即座に情報が届き、ゆれを感じる前にスマートフォンのアラーム音が鳴り響きます。忘れたと思う頃に突然やってくる地震ですが、程度を知る目安には「震度」と「マグニチュード」の2つが存在します。 どちらも似たような数字になることがあって紛らわしいですが、2つの意味はまったく異なります。「震度」と「マグニチュード」

地震が発生すると即座に情報が届き、ゆれを感じる前にスマートフォンのアラーム音が鳴り響きます。忘れたと思う頃に突然やってくる地震ですが、程度を知る目安には「震度」と「マグニチュード」の2つが存在します。

どちらも似たような数字になることがあって紛らわしいですが、2つの意味はまったく異なります。「震度」と「マグニチュード」、どう違うか分かりますか?

マグニチュードは1つの地震につき1つで、震度は場所により異なる

「震度」とは、地震が発生した際に観測地でどれだけゆれたかを表すものです。ゆれの大きさは震源からの距離や地形的な条件などで変わってくるため、同じ地震でも場所によって異なります。

震度は「0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7」の10段階に分けられており、2011年の東日本大震災では、宮城県北部の栗原市で最大震度7を観測しました。

震度の観測は「計測震度計」で行います。震度計は平成3年から導入が始まり、現在は各市町村区に必ず1台以上あり、全国4000カ所以上に設置されています。導入が終わるまでは気象庁の職員が体感や状況を見て震度を観測していました。

「マグニチュード」とは地震そのものの大きさ(規模)を表したものです。震度とは異なり、マグニチュードには段階がありません。地震のエネルギーが大きいほどマグニチュードの数値も大きくなります。

2011年の東日本大震災ではマグニチュード9.0で、日本観測史上最大規模でした。1995年の阪神・淡路大震災と2016年の熊本地震はどちらも同じマグニチュード7.3を観測しています。

解答:「震度とマグニチュード」の違いとは……

震度とは場所ごとの地震のゆれを表すもので、マグニチュードとは地震そのもののエネルギーを表すものです。1つの地震に対してマグニチュードと震度が近い値を示すことも多く、混乱しやすくなっています。

文/編集・dメニューマネー編集部

(2022年4月7日公開記事)

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