定年退職を迎えて、夫婦2人もしくは1人で暮らすお年寄りは多い。老後は外出の機会が減りがちだが、家で過ごす時間が長いと運動機能の低下だけでなく、精神的な不調を引き起こす可能性もある。そんな時に利用できるのが「老人会」だが、費用はいくらかかり、どんな活動をしているのだろうか。
ゲートボール、旅行、地域パトロール……老人会の活動内容
老人会とは、地域に住むお年寄りが集まって活動する団体のことだ。老人会によって入会できる年齢は異なるが、60歳以上を対象とした30〜100人規模の団体が多い。
活動の例として挙げられるのが、ゲートボールやグランドゴルフなどのシニアスポーツやウォーキングなどの運動、旅行や料理、囲碁、将棋などのサークル活動だ。
その他、1人暮らし高齢者世帯への声がけや福祉施設への訪問、子どもの見守りパトロール、公園や公共施設の緑化、リサイクル、昔遊びや民芸の伝承などを行う。
老人会の費用はいくらかかる?
老人会に入ると費用はいくらかかるのだろうか。
活動方針によっても異なるが、1,000〜3,000円ほどの年会費がかかるところ多いようだ。
旅行やスポーツイベントなどで宿泊費や食事代がかかる場合は、別途費用を支払うこともある。
老人会に入る最大のメリットとは?
老人会のメリットは趣味を楽しめることや、活動内容によっては地域に貢献できることだが、最大のメリットは友達ができることだろう。
お年寄りは外出する機会が少ないため、孤独を感じやすい。特にコロナ禍によって社会との関わりが極端に減ったことで、高齢者うつ(老人性うつ)が増えているという。
また、コロナの影響で以前よりも老人会の会合が減っているため、多くの会がZoomなどを活用して会合を開き、コミュニケーションを取るようになっているという。
このような状況の中でお年寄りが仲間と交流できる老人会は、重要なコミュニティといえるだろう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・ガソリン以外も!ウクライナ情勢「値上げ」されるモノ3選
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
・これが「老後破産」の前兆!知っておくべき「NG行為」
・SBI証券と楽天証券どちらで開設する?徹底比較(外部サイト)
・貯金1000万円ためる人が「絶対にやらない」4つのこと