今や二重まぶたの整形手術は珍しいものではなく、全国の女性426人のうち、3割以上が実際に二重整形をしたというアンケート結果もある（2019年 株式会社グローバーズラボ）。手術の費用はいくらかかるのだろうか。日本と美容大国韓国の費用がどれくらい違うのかも気になるところだ。

二重整形の種類は「埋没法」「切開法」の2つ！費用はいくら？

二重整形の種類は、大きく分けて「埋没法」と「切開法」の2つだ。

「埋没法」は、糸でまぶたの内側を数ヵ所縫い止めて二重にする方法である。メスを使わないため、腫れや内出血などのダウンタイムが短く、個人差はあるものの3日〜1週間ほどで腫れが落ち着き、傷跡も目立ちにくいという。

費用については、縫い止め箇所が少なかったり保障制度がなかったりすると、両目で1〜5万円ほどで済むこともあるが、複数のクリニックの情報を参照すると、人気のコースは6〜25万円ほどだ。

「切開法」は、まぶたを切って二重にする方法である。二重の状態が半永久的に持続し、くっきりとした二重になるのが特徴だ。メスを使うためダウンタイムは埋没法より長く、目立つ腫れが引くまで7〜10日ほど、腫れが完全に引くまで1ヵ月ほどかかる場合が多い。

費用相場は、目尻などの部分切開であれば10〜30万円ほど。広い範囲の切開や、たるみ取りなどを伴う手術になると、30〜50万円ほどかかるようだ。

美容大国・韓国の二重整形の相場はいくら？

埋没法は日本では6〜25万円ほどかかるが、韓国では5〜10万円ほど。切開法は日本の相場が10〜30万円であるのに対し、韓国では10〜20万円だという。

日本で安いコースを選べば、2種類とも韓国との差はあまりないかもしれないが、全体的に見ると韓国のほうが安い。

美容大国である韓国は美容整形外科の数が多く、価格競争が起きていることが理由の一つと考えられる。

二重整形をめぐるトラブルも？避けるための方法とは

今や二重整形は手軽にできる整形手術だが、トラブルには十分注意してほしい。

「腫れがなく手術当日から化粧ができる、と謳うクリニックでの手術を決めたが、手術前に医師からリスクの説明がなく、術後1週間たっても腫れが引かなかった」という相談が国民生活センターに寄せられたという。

二重まぶたの整形手術は、リスクなしで受けられるわけではない。

トラブルを避けるためには「医師からリスクに関する説明をきちんと受けた上で契約する」「手術件数が多く実績のあるクリニックを利用する」といった対策が必要だろう。

文・廣瀬優香（フリーライター）
編集・dメニューマネー編集部

（2022年4月8日公開記事）

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