一戸建てやマンションの間取り図に書かれていることがある「ベランダ」や「バルコニー」。どちらも屋外スペースのことを指す言葉ですが、2つの意味は微妙に異なります。
ベランダやバルコニーは、もはや洗濯物を干す場所にはとどまらず、グランピングやベランダ菜園など趣味の場所としても活用されています。
色々な使い方ができる「ベランダ」と「バルコニー」ですが、どう違うか分かりますか?
建築基準法には「バルコニー」に関する規定が存在する
「ベランダ」とは、部屋から直接出られ、雨風をしのげる屋根が付いている屋外スペースのことです。人が歩ける程度の広さがあり、洗濯物を干す場所やエアコンの室外機を置く場所として使われます。
「バルコニー」も部屋から繋がった外スペースを指しますが、屋根は無いものとされています。ただマンションの場合は上下同じ場所にバルコニーが来ることが多いので、上階のバルコニーの床が屋根代わりとなり、雨をしのぐことができます。
マンションのバルコニーは緊急時の避難経路にもなるため、避難の妨げになるような物を置くことはできません。隣り合うバルコニーを仕切る壁は「隔て板」と呼ばれ、緊急時はこれを蹴破り隣戸へ避難します。上下の避難にはバルコニーに設置された避難はしごを使います。
なお、ベランダとバルコニーの使い分けに正式なルールがあるわけではありません。建物の安全について定める「建築基準法」には「ベランダ」という言葉は一度も使われず、「バルコニー」で統一されています。
建築基準法ではバルコニーに1m10cm以上の手すりや柵を設置することが義務付けられています。安全を守るための手すりなので、付近には足がかりとなる物を置かないよう注意したいところです。
解答:「ベランダとバルコニー」の違いとは……
ベランダとは部屋から直接出られる屋根付きの屋外スペースのことで、バルコニーとは屋根が無い屋外スペースのことです。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年4月8日公開記事)
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