「ポートフォリオ」は、クリエイティブ業界だけでなく、金融用語や就職・転職活動などさまざまな分野で使われている言葉です。業界ごとで異なる意味を持つ「ポートフォリオ」ですが、詳しい意味を知っていますか？

「ポートフォリオ」は入れ替え可能な紙ばさみ

「ポートフォリオ」は、英語の“portfolio”が語源のカタカナ語です。書類を差し替えできるような状態で、ひとつにまとめるための紙ばさみから派生してできた言葉です。

ポートフォリオは業界ごとに異なる意味を持ちます。例えば、画家・写真家・デザイナーなどのクリエーターが使うポートフォリオとは、“個人の作品集”を指します。就職・転職活動などで使用するポートフォリオは、自分をアピールするための“個人経歴資料”のことです。

また、金融や投資用語のポートフォリオは、株や債券などの金融資産の組み合わせを意味します。投資家が保有する“金融資産一覧表・有価証券明細表”、”安全性や収益性を考えた金融資産の資産配分“という意味です。自身の運用目的や期間、リスクの許容範囲などを考えたうえで、自分の投資スタイルに合った金融資産に分散投資することを「ポートフォリオを組む」といいます。

「ポートフォリオ」を組み運用を始めると、相場変動により運用商品ごとのパフォーマンスにばらつきが出るため、当初の設定が崩れることがあります。その際は「ポートフォリオ」を見直し、投資配分の調整を行うこともあります。

文/編集・dメニューマネー編集部

（2022年4月10日公開記事）

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