カワサキ <7012> 、ヤマハ <7272> 、ホンダ <7267> は、バイク業界でよく知られた大手企業。コロナの影響により巣篭もり需要が高まる中、バイクの売れ行きは落ちているように思えますが、実際のところはどうなのでしょうか。また、社員の年収がどれくらいかという点も気になるところです。
ホンダが799万円でトップ
3社の最新の年収は以下の通り。どこも上場企業のなかでは高めの水準ですが、なかでもホンダが799万円と他社を50万円以上リードしています。
カワサキ(川崎重工業) | ヤマハ(ヤマハ発動機) | ホンダ(本田技研) |
---|---|---|
699万円 | 726万円 | 799万円 |
また、年収が増えているのか減っているのかも気になるところ。ここ数年の推移をみてみると、各社コロナ禍で減少気味です。
カワサキとホンダが20年3月期から翌年にかけてそれぞれ約15万円、ヤマハは19年12月期から翌年に30万円ほど減りました。
カワサキが航空エンジン事業で影響を受けたほか、各社販売数減や工場の稼働停止といった影響を受けて業績が悪化したのが原因と見られます。
とはいえ、現在コロナの影響は落ち着きつつあるため、今後数年の業績次第で年収も元の水準に戻りそうです。
コロナ禍でバイクが好調
ポストコロナで業績を伸ばして復調したい各社。今後の見通しに注目が集まる中、明るい材料として国内外でのバイク販売の好調が挙げられます。
国内ではウィズコロナで人と接触しない移動手段として、海外でも新興国で交通、北米でレジャーのニーズが高まっているのです。
直近の四半期決算を見ても、各社当該部門の売上高は大きく伸びており、先行きは明るそう。加えて、バイク関連で新たな取り組みも目立ちます。
カワサキはバイク事業を分社化し「カワサキモータース」を設立、ヤマハは海外向けのEVモデルを発表し、ホンダは排気ガスを吸収する「藻」の研究を進めています。
バイク市場はしばらく縮小傾向でもありますが、この流れにのって復活を果たせるか。今後に注目です。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年4月12日公開記事)
【関連記事】
・ガソリン以外も!ウクライナ情勢「値上げ」されるモノ3選
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
・これが「老後破産」の前兆!知っておくべき「NG行為」
・SBI証券と楽天証券どちらで開設する?徹底比較(外部サイト)
・貯金1000万円ためる人が「絶対にやらない」4つのこと