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大学「奨学金」いくら借りる?返済で困らない貸与額はどう見極めればいいですか?

2022/06/10 22:00

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会社員・女性(47)、共働き 子供2人の相談 Q「大学生の長女が奨学金を借りる予定です。将来、返済で困窮しないためには、貸与額をどう見極めればよいでしょうか」 アドバイスの前に──借りる「奨学金」は3人に1人が申し込んでいる 奨学金には、卒業後に返済が必要な「貸与奨学金」と、返済の必要がない「給付奨学金」があります。

会社員・女性(47)、共働き 子供2人の相談

Q「大学生の長女が奨学金を借りる予定です。将来、返済で困窮しないためには、貸与額をどう見極めればよいでしょうか」

アドバイスの前に──借りる「奨学金」は3人に1人が申し込んでいる

奨学金には、卒業後に返済が必要な「貸与奨学金」と、返済の必要がない「給付奨学金」があります。

実際には、返済が必要な「貸与型」を申し込む学生が大半で、「給付型」の割合はごくわずかです。

日本学生支援機構の貸与奨学金(返済が必要)を使った大学生の割合は、2019年度で36.5%。実に2.7人に1人です。2004年度と比べると、その割合は約1.6倍に増えています。

アドバイス 最も重要なのは「就職後、どのような環境で返済するのか」

いきなり借りる金額を考える前に、見極めたいのは、「卒業後、本人がどのような環境で返済するのか」です。簡単にいえば「一人暮らししながら」返すのか、「実家や寮などで生活しながら」返済するのか、が重要です。

奨学金の返済で困窮する恐れがあるのは、「新卒で一人暮らしする」ケースだからです。特に、在学中に下宿し、貸与額が大きくなっている場合は注意が必要です。

下宿生は学費に一人暮らし費用が上乗せされるため、親の仕送りやアルバイトで足りない分は奨学金で補うことになり、貸与額が大きくなりがちです。

大学生の1カ月の平均生活費は、自宅生は6万2,970円で、下宿生は12万5,040円です。その差は6万2,070円で、4年間では約300万円にもなります。

ただし、仮にたくさん借りたとしても、就職後、実家から通勤するなら、子どもが返済で困窮する恐れは非常に低いでしょう。生活費を家に数万円納めても、返済に充てるお金は充分残るからです。

たとえば、奨学金を毎月10万円、総額480万円借りた場合、返済は月額2万573円です(日本学生支援機構、第二種奨学金=貸与型=、固定金利0.27%、返済期間20年、返済総額約493万円)。

また大学に入る前から、卒業後のことは決められないという人もいるでしょう。在学中、就活中に希望や予定が変わることもあるはずです。しかし、事前に「卒業後にどう返済するか」をシミュレーションしておくことで、どれくらい借りられるかを見極められる人も多いでしょう。

なお、奨学金には、日本学生支援機構奨学金のほかにも、さまざまな種類があります。よく調べて活用しましょう。

文・武藤貴子(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

(2022年4月9日公開記事)

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