副業・複業

退職する前に見直したい会社員の3つのメリット

2022/06/14 10:00

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新型コロナウイルスの流行や、働き方の多様化から副業への関心が高まっています。中には副業で稼げるようになり、「独立」を考えている人もいるでしょう。一度「独立」が頭に浮かぶと、つい退職に向けて突っ走ってしまいそうですが、会社員にも忘れてはいけないメリットがあります。 メリット1 会社員は収入・仕事が安定している 言うまでも

新型コロナウイルスの流行や、働き方の多様化から副業への関心が高まっています。中には副業で稼げるようになり、「独立」を考えている人もいるでしょう。一度「独立」が頭に浮かぶと、つい退職に向けて突っ走ってしまいそうですが、会社員にも忘れてはいけないメリットがあります。

メリット1 会社員は収入・仕事が安定している

言うまでもなく会社員は「安定」しています。会社員ならば毎日何かやることがあり、決まった時間働けば給料ももらえます。

逆にフリーランスは「不安定」です。言い換えれば「自由」であり、会社員がストレスに感じることが多い仕事の相手や内容、時間などを自分で決められますが、「何もやることがない」「どんなに働いても収入が入ってこない」ことは十分に考えられます。

メリット2 会社員はクレジット・ローンなどが通りやすい

フリーランスは収入が安定していないと考えられるため、住宅や自動車などのローンやクレジットカードの審査が通りにくいとされます。

その点、会社員はこうした審査に通りやすいと言えます。なぜなら毎月の大まかな収入が予想できるため、お金を貸す側も安心だからです。日本では労働者の権利が守られていて、解雇は簡単にできません。このため給料が突然打ち切られる心配はそんなにないのです。

メリット3 将来の年金も会社員は手厚い

社会保障の面でも、会社員は恵まれていて、たとえば厚生年金や健康保険は労使折半で半額は会社が負担してくれます。

この点、フリーランスが加入する国民健康保険や国民年金では、費用を全額負担しなくてはいけません。

将来もらえる年金額も違ってきます。会社員は国民年金(基礎年金)と厚生年金の両方から年金がもらえますが、(「2階立て」といいます)。フリーランスは基本的に国民年金だけ(1階の部分だけ)なので、iDeCoや国民共済に加入するなどの対策をしなければ、もらえる年金はそう多くありません。

年金の平均受給額は、国民年金が約5.6万円、厚生年金が約14.4万円といわれます(厚生労働省「2018年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」)。当然、フリーランスなら厚生年金の14.4万円はもらえません。

これら3つのメリット以外にも、会社員なら毎月、請求書を作る必要もなければ、基本的には(源泉徴収されるため)確定申告をする必要もないなど、サラリーマンならではの特権もあります。

ただ、会社員とフリーのどちらにも良し悪しがあります。会社員なら、どんなに売り上げをあげた月も給料はいきなり急増しませんが、売り上げがノルマに達しないくらいで減給されることもないでしょう。フリーランスなら、高い売り上げを達成すれば手元に残るお金は増えますが、売り上げがなければゼロになることもあります。

いま副業が順調でも、それがいつまで続くか分かりません。退職する前に慎重に判断して、自分にあった働き方を見つけましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

(2022年4月13日公開記事)

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