「プロ雀士」の年収はどれくらい?女性雀士は写真集やカレンダーで稼ぐ?

2022/06/15 13:00

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とかく賭け事とセットで語られることが多く、あまりよいイメージを持っていない人も多い「麻雀」。プロも存在していて、トップの中には日本の平均年収の数倍を稼ぐ人もいる。プロ雀士の給料事情はどうなっているのだろうか? プロ雀士になるには? プロ雀士になるには、プロ団体による書類審査や実技試験、筆記試験、面接に合格しなくてはなら

とかく賭け事とセットで語られることが多く、あまりよいイメージを持っていない人も多い「麻雀」。プロも存在していて、トップの中には日本の平均年収の数倍を稼ぐ人もいる。プロ雀士の給料事情はどうなっているのだろうか?

プロ雀士になるには?

プロ雀士になるには、プロ団体による書類審査や実技試験、筆記試験、面接に合格しなくてはならない。

プロ団体はいくつかある。最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会などだ。このため、プロ雀士がどれくらい存在するか正式な統計はないものの、1400人程度が所属する団体もあるようだ。

なお試験内容は団体によって異なり、受験料も1万5,000〜2万5,000円ほどと差がある。

プロ雀士の年収は?女性雀士のほうが高年収?

プロ雀士になっても、所属するプロ団体から給与が支払われるわけではない。収入源は、王位戦や十段戦などのタイトル戦の優勝賞金、麻雀荘の経営、麻雀教室の開催、戦術本の出版、テレビ出演などだ。

公式なデータは公開されていないが、ネット上の情報をもとにすると、年収は200〜1,500万円以上と幅広い。

大会の賞金だけでは生活が厳しく、麻雀荘もしくは麻雀とは関係のないアルバイトなど、副業をするプロ雀士もいるという。

しかし最近は、女性雀士の中に年収が1,000万円であることを公言する人もいて、女性のほうが男性より高年収という声がある。

すべての女性雀士が稼げているわけではないだろうが、女性雀士の中にはカレンダーや写真集など、アイドルのような仕事もする人がいて、幅広い収入源を確保しやすいのは事実だろう。長澤茉里奈さんや岡田紗佳さんの名前は、麻雀好きでなくても知っているかもしれない。

プロリーグ戦「Mリーグ」の優勝賞金はなんと5,000万円

給与がないにもかかわらず大金を稼ぐプロがいる理由の一つは、2018年に発足したプロリーグ戦「Mリーグ」のようだ。

Mリーグは麻雀のプロスポーツ化を目的として発足した。4人を1チームとして8チームが参加できる団体戦で戦う。初代チェアマンにサイバーエージェント <4751> の藤田晋社長が、最高顧問に川淵三郎・Jリーグ初代チェアマンが就任して注目された。大和証券や朝日新聞などがスポンサーとなっている。

Mリーグ発足前は、タイトル戦の優勝賞金は50〜150万円ほどと言われていたが、Mリーグでは最低年俸として400万円が保証され、チームの優勝賞金は5,000万円。Mリーグ発足前までとは桁違いだ。

ただ、そもそもMリーグに参加できるのはわずか32選手。Mリーグ以外では年俸制度がなく、やはり実力がものをいう世界といえる。

麻雀人口は年々、減少中

麻雀人口は440万人(2020年。「レジャー白書2021」による)とされるが年々減っている。たとえば2018年は580万人、19年は510万人だった。

なお将棋人口は530万人(2020年)だ。前年の620万人から大きく減っているが、藤井聡太五冠のようなスターがいることから注目されており、今後持ち直すとの予測もある。

麻雀市場の拡大にはスター雀士の誕生が求められそうだ。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

(2022年4月14日公開記事)

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