「スタートアップ」はベンチャーと対比されて使われることが多い言葉で、アメリカのシリコンバレーで使われるようになりました。起業や新規事業の立ち上げの形態を表わし、日本でも注目され始めています。GoogleやAmazonなどが「スタートアップ」の代表的な企業ですが、詳しい意味を知っていますか?
「スタートアップ」は短期に急成長する新ビジネス
「スタートアップ」は、革新的なアイデアで新しい商品・サービス・事業のビジネスモデルを作り出し、事業を短期間で急拡大させる企業の形態を指します。また、起業当初から創業者や出資者が短期間で利益を獲得し、投資資金を回収することを目的としています。
起業時は、新ビジネスに対する知名度や需要の低さ、失敗するリスクの高さから銀行からの融資は難しいといわれています。そのため、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家など、成長性に重点を置く投資家から資金調達を行います。
成功を納めた代表的なスタートアップ企業は、GoogleやAmazon、Meta(Facebook)などで、わずか数年で世界を大変革させ、数千億円の価値が付く会社に成長しています。
ベンチャーは既存ビジネスがベース
対比されるベンチャーとは、既存の確立したビジネスモデルに改良を重ねた事業で着実な成功を目指す設立間もない中小企業です。
既存のビジネスに独自の工夫を加えながら事業を長期的に広げていくため、株式の上場までに時間を要します。創業者や出資者は、新規公開(IPO)での株式の売却で利益を得ることが多いため、投資資金回収までに時間が掛かります。
日本では、ソフトバンク <9984> が、既存の通信業や流通業を元に事業を広げたのち、投資ビジネスなどを成功させたベンチャー企業のひとつです。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年4月18日公開記事)
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