クレジットカードは支払いを先送りできる便利なアイテムだが、使い方や支払い方を誤ると利用停止などになる可能性がある。中には、思わずやってしまいそうな使い方も?信用が下がる行為は主に5つに分類できる。
NG行為1 利用代金の支払いを滞納する
利用代金の支払いを滞納すると、利用停止になるリスクがある。滞納に気づいたらすぐにカード会社のカスタマーサポートセンターに連絡し、手続きしよう。気づかずに督促状が送られてきた場合は、指定の口座に入金するなど迅速に対応したい。
NG行為2 短期間に複数カードを申し込む
1〜2ヵ月ほどの短期間で複数のカードを申し込むと、審査に通りにくくなる。複数の業者から借金をしている多重債務や、自己破産を疑われるからだ。
カード平均保有枚数は3枚(2020年 JCB調査)。自分の保有枚数が適度な範囲に収まっているか確かめてみても良いだろう。
NG行為3 短期間で解約する
カードを短期間で解約する行為を繰り返すと、再契約や新規入会の審査に通りにくくなる。特典目当てや、短期解約の常習犯と見なされる可能性があるからだ。
ポイント還元やキャッシュバック、1年目の年会費が無料といった特典を利用して申し込む人もいるだろうが、1年以内の解約は繰り返さないようにしたい。
NG行為4 ブランド品やギフト券など、換金率の高い商品を多く買う
カードのショッピング枠を利用してブランド品やギフト券などの換金率の高い商品を買い、買取業者に売って現金を得ることは「クレジットカードの現金化」と呼ばれる。
この行為は、明確な法律違反になっているわけではない。しかしカード会社の規約違反に該当し、違反が分かった時点で利用停止や強制解約になる可能性がある。
NG行為5 家族がクレジットカードを使用する
契約者の家族が持つことのできる家族カードを除き、一般的には家族が使うことはカード会社の規約違反となる。
違反が判明すると利用停止や強制解約のリスクがあり、さらには不正利用としてカード会社に訴えられ、裁判になる可能性もゼロではない。
NG行為の影響はカードの利用停止や強制解約だけではない
カード会社からの信頼を下げる行為をすると、他の会社でもカードを作れなくなる場合や、住宅や車のローン審査に通らなくなる場合もある。
カード会社や金融機関は信用情報機関に加盟しており、あるカード会社に対して信頼を下げる行為をしてマイナスな信用情報が記録されてしまうと、その情報が加盟機関に共有されるからだ。
このような事態にならないよう、適切な使い方を心がけたい。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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