日経平均は3〜4月、はっきりしない相場が続いている。3月9日に2万4000円台まで下がった後に反転、3月30日まで上昇。しかし4月に入ってまた下がっている。こんなときは高配当・株主優待を狙ってみても良いかもしれない。
なぜこの時期に高配当・株主優待銘柄を狙うといいのか
3月末にかけては例年株価が上がりやすい。日本企業の多くが3月末を決算日に設定しているからだ。配当金を受け取るためには、その直前にある権利確定日(配当をもらう権利を得る日)までに買付または保有していなければならない。
一般に権利確定日の後は株を手放す投資家が多く、株価は下落しやすい。それが今という訳だ。そこで4月に仕込んでおきたい人気の銘柄をいくつか探してみた。
4月の注目銘柄 高配当・人気優待に注目しよう
配当狙いなら日本ハウスHD
高配当狙いの投資家が密かに注目しているのが日本ハウスホールディングス <1873> だ。中間・期末とも100株につき1000円の配当金が得られる。
4月12日現在4万5400円ほどで購入できるので、配当利回り(年間)は4~5%といったところ。4月は配当金のみだが、期末の10月末には配当金に加え1000株以上保有している投資家に自社オリジナルのスープセットが贈られる。株価が落ち着いている今こそ仕込みたいところだ。
優待狙いならメガネスーパーのビジョナリーHD
優待狙いの投資家達の定番ともいえるのが、全国にメガネスーパーを展開するビジョナリーホールディングス <9263> である。
同社は4月12日現在、1万6600円ほどで購入できてしまうにもかかわらず1万円相当の優待券がもらえる。しかも中間・期末ともにもらえるというのだから優待利回りは(中間のみで)60%にも及ぶ。メガネスーパーの店頭及び公式通販サイトで使えるので、メガネを買う予定があればかなりお得だ。
配当・優待両方狙える2銘柄
配当金と優待どちらも楽しめる銘柄はほかにもある。
まず建機メーカーのカナモト <9678> は今期、は増配を発表。4月12日現在の購入価格19万5300円に対し、4月の中間配当は3500円、10月の期末配当は4000円だ。また500株以上を半年以上保有した場合は北海道商品の優待もあるので長期保有のメリットは十分ありそうだ。
日東製鋼 <3524> の配当は4月末の一回のみだが4月12日現在の購入価格15万7800円に対し5000円がもらえる。現在の株価なら配当利回りは3%を超える。株価が下がっているのが気になるが、良いタイミングで買えれば今後の株価底打ちと高配当利回り両方が期待できるかもしれない。
4月末に権利確定するためには4月26日(火)までの買い付け・保有が必要だ。スケジュールを確認しながら検討しよう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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※本記事は市場で投資家に注目されている銘柄を探して紹介したもので、これらの銘柄への投資を推奨するものではありません。
【訂正】ビジョナリーホールディングスの優待利回りの表現で誤解を招く部分があり、正確にあらためました。