「ビザ」と「在留資格」はどう違う?

2022/06/20 09:00

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外国人が日本へ、もしくは日本人が海外で活動するのに必要な「ビザ」や「在留資格」。混同して使われることが多いですが、2つの意味はまったく異なります。 例えば外国人がワーキングホリデーで日本に滞在する場合、必要なのは「特定活動」の在留資格です。 紛らわしい「ビザ」と「在留資格」ですが、どう違うか分かりますか? 「ビザ」は日

外国人が日本へ、もしくは日本人が海外で活動するのに必要な「ビザ」や「在留資格」。混同して使われることが多いですが、2つの意味はまったく異なります。

例えば外国人がワーキングホリデーで日本に滞在する場合、必要なのは「特定活動」の在留資格です。

紛らわしい「ビザ」と「在留資格」ですが、どう違うか分かりますか?

「ビザ」は日本への入国を保証するものではなく、推薦状の性質を持つもの

「ビザ」とは、来日予定の外国人が所持するパスポートが有効であることと、入国・滞在が適当であると推薦する証書です。ビザは海外にある日本大使館または総領事館に申請し、発給されるとパスポートに貼付されます。そして、上陸審査を通過すればその役目を終えます。

上陸審査を通過すると、外国人の日本滞在の根拠は「上陸許可」になります。上陸許可の証印には「在留資格」が表示されます。

「在留資格」とは、日本国内で外国人が活動できる範囲を明らかにしたものです。よく会話の中で「留学ビザ」や「就労ビザ」などという言葉が出てきますが、正確には「留学が許可された在留資格」や「就労可能な在留資格」と表します。

在留資格の種類は多く、おおまかに分けると就労資格、非就労資格、居住資格があります。就労資格は働くことができる資格で、外交や教授、高度専門職や研究など就労内容によって細分化されています。

非就労資格には文化活動や留学、家族滞在などがあり、居住資格には永住者や日本人の配偶者などの種類があります。

解答:「ビザと在留資格」の違いとは……

「ビザ」とは外国人が日本に入国することが適当であることを示すもので、「在留資格」とは外国人が日本で活動できる種類を示す資格です。在留資格のある中長期滞在者には「在留カード」が発行されます。

文/編集・dメニューマネー編集部

(2022年4月19日公開記事)

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