仕事において「年収」と「やりがい」、どちらを重視するか聞いたところ、20代では「年収」（「どちらかといえば年収を重視」を含む）が54.8%で、「やりがい」の35.1%を大きく上回ったが、この傾向は年代が上がるにつれ逆転。50代では年収37.9%、やりがい50.6%と逆転していることが分かった。

今の年収に満足している人は6割

この調査「2022年 年収実態調査」を実施したのは、キャリアや就職・転職の研究や調査を行う「Job総研」を運営しているライボ。就業している経営者、役員、会社員、フリーランス、自営、アルバイト・パート741人を対象に実施された。

年収とやりがいどちらを重視するかという質問については、全体では51.3%が「年収」重視派という結果に（どちらかといえば年収を重視を含む）。

年代別では、20代は冒頭述べた通り、年収54.8%、やりがい35.1%。30代は20代と大差なく、年収55.1%とやりがい33.9%だった。

ただ40代になるとは年収46.8%と42.4%とほぼ拮抗し、50代は逆転して年収37.9%、やりがい50.6%となっている。

年代があがるにつれて経験ができ、家庭を持つなどライフステージが変化する人が多いはず。そうした中で実際に給料・年収が上がることで、仕事に求めるものが若い時と比べて変化しているのだろう。

女性の平均年収が150万円も低い

調査では年収の平均額についても聞いており、全体では609.8万円だった（中央値は550万円）。

男女別で見ると、男性の平均額は701.5万円で女性が545.3万円の結果となり平均額では男性のほうが156.2万円高いことが分かった。

同様に年代別で見ると、20代の平均額は433.7万円、30代は636.2万円、40代は745.6万円、50代は711.5万円となる。平均額では40代が最も高い結果になった。

現在の年収に対しての納得感については、納得していると答えた人が21.1%、やや納得しているが41.0%。これを合算すると、62.1%が納得と回答。納得派の回答を年代別に見ると、20代は58.2%、30代は62.9%、40代は67.7%、50代は59.5%とになり、現在の年収に対して40代が最も納得している回答結果となった。

文/編集・dメニューマネー編集部

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