テレビCMでもおなじみのkintone(キントーン)、楽楽精算、Sansan(サンサン)やfreeeなどは、便利なサービスをクラウドで提供するもので、「SaaS」(サース、Software As A Service)と呼ばれます。
企業の業務効率を改善したりテレワーク環境での仕事をスムーズに進めたりするのに役立ち、SaaS企業の株価はこれまで順調に上がってきていましたが、このところ株価を下げています。アメリカの政策金利引き上げなどの影響により、こうした成長が期待される企業の株全体が値下がりしたためです。
ただしこれまでのSaaS銘柄は市場の期待から買われ過ぎていた感もあるようです。株価が下がったことでようやく安心して買える価格になってきたといえるかもしれません。
大本命はマネフォ?他にも期待のSaaS銘柄はたくさんある
SaaS銘柄はいくつもありますが、それぞれの分野の代表的な銘柄を見てみましょう。
2020年のSaaS業界売上一位に君臨したSansan <4443> は名刺管理サービスが主力。経済活動が活性化する今後はさらに期待できそうです。
ラクス <3923> は楽楽精算や楽楽会計が電子帳簿保存法の改正によって再注目されるといわれています。フリー <4478> も主力のfreee会計が中小企業をターゲットにしていることから多くの潜在需要があると思われます。期待感が強いのがマネーフォワード <3994> 。M&Aで事業領域を拡大し成長率も高いです。
ほかにも、Appier Group <4180> は台湾発のSaaS企業としてアジア全域でユーザーを獲得しているのが強み。2021年3月30日に東証マザーズ上場を果たしたことで注目されました。Kintoneで知られるサイボウズ <4776> は契約者数や売上高は申し分なさそうです。
チャートを見てもちょうど良い「底打ち感」が見られるSaaS銘柄。割安な今だからこそ投資を検討してみても良いかもしれません。
文/編集・dメニューマネー編集部
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