政府が打ち出す政策や企業が経営戦略を決めるにあたり、欠かせない存在である「シンクタンク」。日本初の民間総合「シンクタンク」は、1965年に設立された野村総合研究所 <4307> です。主に政府系と民間系に分けられる「シンクタンク」の詳しい意味を知っていますか。
シンクタンクは世の中の動向を調査する頭脳集団
「シンクタンク」とは、政治、経済、科学技術などに秀でた専門家が、調査・分析・研究を行う高度な研究機関を指します。
クライアントから依頼されたテーマを調べ上げ、その調査結果をもとに、将来を見据えた政策の立案や企業経営に関する提言などを行います。
政府系シンクタンクと民間系シンクタンク
代表的な政府系シンクタンクは、内閣府の“経済社会総合研究所”です。内閣府が母体になっている非営利団体です。
主な業務はGDP・景気動向統計の作成、政策や社会活動に関する解析で、その結果に基づき、政府に社会的な課題や政策の問題解決、提言を行います。提言内容は、政府が発表するさまざまな白書や政策、新しい法律などの土台となるため、行政に影響を及ぼす可能性があり、とても重要です。
民間系シンクタンクの代表は、野村総合研究所 <4307> や三菱総合研究所 <3636> などです。 民間系シンクタンクは高度なリサーチ力と分析力を持ち、調査結果は信頼性が高く、金融機関だけでなく行政機関からも依頼があります。
主な業務は、企業などから依頼された経営戦略、マーケット動向などの調査や現状分析で、さらに問題解決策や産業の将来予測などの企業経営に関する提言も行います。
文/編集・dメニューマネー編集部
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