日本の有給取得率は60%で、調査した16地域の中で14位であることが分かった。
エクスペディア・ジャパンによる「有給休暇の国際比較調査」で判明したもので、2015年の60%以来、有給休暇の取得率が45%〜50%を推移していたが、2021年は支給日数20日間のうち12日間取得していることとなる。
1位のタイは有給取得率が111%!
調査は世界 16地域 1万4,544人を対象に2021年12月に実施された。2021年の世界16地域の有給取得率は次の通り(国・地域の分類は発表主体による)。
順位 | 国・地域 | 取得率 |
---|---|---|
1位 | タイ | 111% |
2位 | 台湾 | 107% |
3位 | カナダ | 93% |
3位 | ドイツ | 93% |
5位 | 香港 | 86% |
6位 | イギリス | 84% |
7位 | フランス | 83% |
8位 | アメリカ | 80% |
8位 | マレーシア | 80% |
10位 | メキシコ | 77% |
10位 | イタリア | 77% |
12位 | シンガポール | 67% |
12位 | 韓国 | 67% |
14位 | 日本 | 60% |
15位 | オーストラリア | 50% |
15位 | ニュージーランド | 50% |
有給取得率1位のタイは111%、続く2位の台湾は107%と100%を超える結果に。
4位のドイツは有給支給日数が30日と他の国・地域よりも高く、取得日数も28日と高水準だ。
7位フランスはドイツと取得日数が並んでいるが、同国と比べて取得日数が25日と若干低い傾向にある。
一方、ワースト3は日本、オーストラリア、ニュージーランドとなり、取得率は数値にして日本が60%、オーストラリア、ニュージーランドが50%という結果となった。
コロナ禍における有給休暇の取りやすさについて聞いたところ、半数以上の人が「変わらない」と回答したが、約3割の人は「取りやすくなった」と回答。
コロナ禍において、在宅勤務が増えるなど働き方の変化が今回の有給休暇取得率の改善につながるのかもしれない。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年4月21日公開記事)
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