話し言葉ではさほど意識することのない「制作」や「製作」。漢字で書くと2通りあるように、2つの内容はまったく異なります。
「制作と製作」を使い分けるヒントは、「作っているモノがどういうものか」というところにありそうです。肖像画の制作、ホームページ制作などさまざまなモノと合わせて使われますが、どのように違うか分かりますか?
「制作会社」と「製作所」では作っているモノが異なる
「制作」とは、芸術作品や創造性に富んだものを作ることです。例えば映画や音楽、アートなどを作ることは「制作」だと言えます。制作という言葉には大量生産ではなく、ただ一つのものを作るというニュアンスも含まれます。
テレビ番組や広告を作る会社はしばしば「テレビ番組制作会社」や「広告制作会社」などと呼ばれます。
一方、「製作」とは、機械や工具などを使って実用的なものを作ることです。「制作」とは違い、同じものを量産するのが普通です。
モノづくりの会社には、「〇〇製作(所)」のように社名に「製作」が付くところがあります。代表的な会社は日立製作所 <6501> 、村田製作所 <6981> 、島津製作所 <7701> などです。3社の中でもっとも古いのは島津製作所で、同社は1875年(明治8年)に京都で創業しました。
解答:「制作と製作」の違いとは……
「制作」とは、創造性があるものを作ることで、「製作」とは機械や道具を用いて実用的なものを作ることです。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年4月25日公開記事)
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