ロシアのウクライナ侵攻などの影響で、ガソリン価格が高騰している。普段から車に乗っている人はガソリンスタンドに寄るたびに、その価格の高さにうんざりすることも多いだろうが、ガソリンスタンドの店長も、その給料の低さにため息をついているかもしれない。彼らの年収は、どれくらいなのだろう?
店長の年収相場を求人情報から調べてみる
求人情報からガソリンスタンドの店長の年収を調べてみると、以下のようになった。ガソリンスタンドを運営する5社の求人情報に限って言えば、店長の平均年収のレンジは420万〜655万円ということになる。
企業 | 都道府県 | 店長のモデル年収 |
---|---|---|
A社 | 福岡県 | 500万円 |
B社 | 千葉県 | 550万円 |
C社 | 北海道 | 420万円 |
D社 | 三重県 | 430万〜510万円 |
E社 | 千葉県 | 655万円 |
20代でも店長になれるが年収は低め
ガソリンスタンドは、若い店長が多いという特徴がある。
例えばC社の店長の年収420万円は、「入社3年目の店長職」のモデル給与額だという。ガソリンスタンドの店長は20代でもなれるわけだ。
ただし、20代で店長になっても入社からの年数が少ないため、年収は低めだ。例えばE社の店長の年収655万円は33歳の店長のモデル給与額で、先ほどの入社3年目の店長職のモデル給与額と比べると235万円もの差がある。
店長からさらに昇進したら年収は?
ガソリンスタンドでさらなるキャリアアップを目指すなら、店長職の上の立場である「エリアマネジャー」が次のステップとなる。エリアマネジャーになると、年収はどのくらいアップするのか。
A社の店長職のモデル年収は500万円だが、エリアマネジャーのモデル年収は600万円だ。一方、B社の店長職のモデル年収は550万円だが、エリアマネジャーのモデル年収は740万円である。
店長からエリアマネジャーに昇格すれば、その企業での勤務年数が長くなっていることもあり、年収が100万〜200万円上がるイメージだ。
ガソリンスタンドの店長はあなた的にアリ?
身近な職業であっても、どれくらい稼いでいるか知らない職業・役職は多い。そのような職業の年収を知っておけば、転職を考える際の参考になる。
あなたにとってガソリンスタンドの店長やスタッフは、転職で挑戦する価値があるだろうか。
文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部
(2022年4月23日公開記事)
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