子どもの将来に役立つ習い事には、どのようなものがあるのだろう?「習い事にお金をかけすぎた」という事態にならないよう、費用を抑える方法も紹介する。
論理的に考える力を養う──プログラミング・ロボット教室
プログラミングは、ゴールから逆算して必要なプログラムを考えていくため、論理的思考力を養える。エラーなどのトラブルの原因を突き止める過程で、問題解決力も身につく。
2030年には、プログラミングができるIT人材が最大78万7,000人不足すると言われている(2019年 経済産業省)。スキルを身につけておけば、職業の選択肢を広げられるだろう。
プログラム言語を学んだり、自分で組み立てたロボットをプログラミングしたりする教室は年々増えている。料金は教室によって異なるが、月謝は1万〜1万6,000円ほどで、入会金が1万円ほどかかる場合もある。
外国語への抵抗をなくす──英語・中国語
英会話は幼い頃から始めたほうが抵抗を感じにくい。英語耳や英語脳も作りやすく、¬ネイティブに近い発音を身につけられる可能性がある。幼児や小学生が週1回ペースで通った場合、月謝は7,000〜8,000円、入会金は5,000円前後が目安だ。
英語は習い事の定番だが、最近では中国語を学ぶ子どもが増えつつあるようだ。中国は世界2位の経済大国であり、仕事で中国語を使う機会が増えると考える親もいるだろう。
中国語教室の相場は、マンツーマンで1回40〜50分あたり4,000円前後で、月額に換算すると1万2,000円。1〜2万円ほどの入会金がかかる教室もある。
手足を同時に動かすことで脳が活性化する──ピアノ
ピアノの効果は音感やリズム感を養うことだけではない。手足を同時に動かすことで脳が刺激され、問題解決能力や創造性が養われる。楽譜を覚えて弾くことで集中力や暗記力も鍛えられ、結果的に数学的思考に関わる脳の領域が発達すると言われている。
ピアノは月3〜4回通うと月謝が9,000〜1万6,000円ほど、入会金は1万円ほどが目安だ。
習い事の費用を抑える方法は?
「あれもこれもやらせたい」となりがちだが、お金の面でも子供にも負担になるため、まず予算や時間の上限を決めておいたほうがいいだろう。
子どもの習い事(学校外活動)にかける平均年間費用は、公立幼稚園に通う子どもは約8万円、私立は約17万円。公立小学校は約21万円、私立は約65万円だ(文部科学省「2018年度 子供の学習費調査」)。この数字を基準に予算を決めてもいいかもしれない。
また、公民館や区民センターなどの公共施設での習い事は、費用が安い傾向にある。単発や期間限定のものもあるが、継続的に通う習い事と組み合わせることで、いろいろな経験をしつつ費用を抑えられるだろう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
(2022年4月24日公開記事)
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