生活水準が高いかどうかを表す基準として、おなじみの「エンゲル係数」。一方、エンジェル係数はあまり聞き慣れない言葉かもしれません。
近年は新型コロナウイルス感染症の影響で「お家時間」が増えたことにより、エンゲル係数にも変化が現れているようです。
さまざまな要因で変化する「エンゲル係数とエンジェル係数」ですが、どう違うか分かりますか?
エンゲル係数やエンジェル係数は、生活の豊かさを測るひとつの指標
「エンゲル係数」とは、消費支出に占める食費の割合です。エンゲル係数が高いと生活水準は低く、エンゲル係数が低いと生活水準が高いとされています。ただエンゲル係数は「収入」に影響を受けないので、一概にはいえないところもあります。
例えば、先月に比べて収入が倍増しても、消費支出および食費が先月と変わらなければ、エンゲル係数に変化はありません。ただ、貯蓄や投資、ローンの返済などへ回す金額が増えていれば、あきらかに生活水準は上がっています。
一方、「エンジェル係数」とは、家計支出に占める子どもの養育費の割合です。かつて子育て費用の調査を行っていた野村證券が初めて「エンジェル係数」という言葉を使い、世間に広まりました。
エンジェル係数の「子どもの養育費」には、基本的な衣食費に加えて医療費や教育費、将来用の学資保険なども含まれます。エンジェル係数は上昇するほど生活が豊かであると考えられています。
解答:「エンゲル係数とエンジェル係数」の違いとは……
「エンゲル係数」とは消費支出に占める食費の割合で、「エンジェル係数」とは家計支出に占める子育て費用の割合です。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年4月27日公開記事)
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