スマホ証券の「株のタイムセール」が初心者の間で注目されています。これまでLINE証券が始めて人気を集めていましたが、大和証券グループ本社 <8601> 傘下のCONNECTも4月27日に、初めて日本株と米国株が買える「株のタイムセール」を行います。
「手数料がかからない」ではなく、「株式そのものを割引価格で買える」「タイムセール」という珍しい切り口で、さらに1株や10株などの単位で買えることもあって、初心者を中心に支持が広がっています。
「株のタイムセール」は単元未満株をセール価格で買付ができる
株のタイムセールは、指定された日時に限り「単元未満株」を“割引価格”で買えるキャンペーンです。買える株の銘柄や、いつセールが行われるかなどは証券会社が指定します。両社のWebサイトを見る限り、割引率は最大で7%のようです。
単元未満株とは、通常100株単位の売買が基本の株式投資にあって、1株や10株など「100株未満」で買える仕組みです。
例えば1株1万円の銘柄なら、投資には100万円必要ですが、「単元未満株」なら1株(1万円)や3株(3万円)で購入できます。
もし7%割引のタイムセールの時に3株買うとすると、3万円のところ2万7,900円で買えるわけです。
セールの開催はCONNECTとLINE証券
株のタイムセールを開催しているのは、2022年4月現在、CONNECTとLINE証券のみのようです。近日中の開催予定としては、CONNECTは4月27日、5月11日、5月25日の17時からです。
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CONNECTのセールで買えるのは、同社の単元未満株サービス(ひな株、ひな株USA)の対象銘柄です。日本株(ひな株)だけでも300銘柄以上あるようです。
さらにCONNECTはNTTドコモと提携、dポイントが使える「ポイント投資サービス」を開始し、タイムセールでの利用もできます。
LINE証券は次回の「タイムセール」については発表されていませんが、ほかにも「セール」を実施しています。たとえば決算発表銘柄を終値で、それも手数料ゼロで買える「決算銘柄ナイトセール」や、12:30から15:00まで全銘柄が現物株手数料が実質ゼロで買える「アフタヌーンセール」などです。
どちらも公式Twitterや公式LINEアカウントをフォローしておくと最新情報を確認できます。
タイムセールの2つの注意点
タイムセールの注意点は、買える数が銘柄ごとに上限があることです。人気の銘柄はすぐに買えなくなってしまうかもしれないので、事前に買いたい銘柄を決めて準備しておく必要があります。
また購入した株数が単元未満だと、株主優待や配当などが受けられないことが多いようです。ただ、1株や10株など単元未満で買った場合も、合計で100株など、企業が決めた優待や配当の条件を満たす株数に達すれば、優待や配当は受けられます。
セール価格で株を買えるのは非常に魅力的です。経験者はもちろん、投資初心者もこれを機に株に挑戦してみるのもいいかもしれません。
文/編集・dメニューマネー編集部
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