1時間多く寝ると収入が5%増える?睡眠とお金の密接な関係「寝る人ほどよく稼ぐ!」

2022/04/28 11:00

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平均睡眠時間が多いほど収入も多くなる──。米国の大学が実施した調査でこんな事実が判明しました。平均睡眠時間が1時間長い地域の人は、短い地域に比べて約4~5%も収入が多くなっていたそうです。 ここ数年のアメリカの昇給平均はおよそ3%前後。今より1時間多く眠るだけで、昇給するよりも収入が増えるというのは、驚くべき結果ではな

平均睡眠時間が多いほど収入も多くなる──。米国の大学が実施した調査でこんな事実が判明しました。平均睡眠時間が1時間長い地域の人は、短い地域に比べて約4~5%も収入が多くなっていたそうです。

ここ数年のアメリカの昇給平均はおよそ3%前後。今より1時間多く眠るだけで、昇給するよりも収入が増えるというのは、驚くべき結果ではないでしょうか。

大谷翔平選手も、アップル・アマゾンのCEOも。高収入のカギは「眠り」

これはアメリカの調査ですが、イギリスで5,438人を対象に実施された調査を見ても、高収入者と低収入者では平日の平均睡眠時間に22分の差があり、やはり高収入の人ほどよく寝ていることが分かっています。

各界で活躍する著名人の中にも、毎日たっぷり眠ることを重視する人が少なくありません。例えば、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手。これまで数々の取材で睡眠の重要性を説いており、子供時代から毎日10時間以上の睡眠をとっていると報じられています。

他にも、Amazon.comのCEOジェフ・ベゾス氏は、生産性を高めるために毎日8時間の睡眠をとっていることで知られていますし、AppleのCEOであるティム・クック氏やマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏も、毎日7時間の睡眠をとっているといいます。

日本人の平均睡眠時間はOECD33ヵ国で最短

最近では、2017年に「睡眠負債」がユーキャン新語・流行語大賞トップ10に選ばれました。加えてコロナ禍による在宅時間の変化などもあり、多くの人にとって睡眠の質や時間を振り返る機会があったことでしょう。

全国47都道府県の1万人を対象に実施された最新調査でも、コロナ禍により人々の睡眠への意識が高まっていることが明らかになっています。

一方で、近年注目が集まっている睡眠に関するアプリやガジェットについて、実際に利用している人の割合はというとアプリは5.6%、ガジェットでは4.3%。睡眠の改善に向けて、具体的な行動を起こした人はあまり多くないと考えられます(出典:「睡眠偏差値」ブレインスリープ調べ)。

事実、OECDの調査では、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で33ヵ国中最下位(最短)。最適な睡眠時間には個人差がありますが、全体平均が約8時間25分ですから、改善の余地は十二分に残されていると言えるでしょう。

今より1時間睡眠時間を増やすのは、そう簡単なことではないかもしれません。しかし冒頭の調査結果を踏まえると、睡眠の最適化を図ろうとするのは、昇給を目指してがむしゃらに働くよりも、ずっとコスパが良い挑戦ではないでしょうか。

文/編集・dメニューマネー編集部

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