節約術

国民年金保険料はどう支払えば一番お得?口座振替かクレカか、毎月か前納か

2022/06/29 12:00

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国民年金保険料には支払い方法によって割引制度があります。毎月支払うのではなく、「6ヵ月分」「1年分」などまとめて前納することでお得になります。前納する際、支払い方法でしては「現金」「口座振替」「クレジットカード」が選べますが、支払い方法によっても割引額が異なります。どの支払い方法が一番お得なのでしょうか。 国民年金保険

国民年金保険料には支払い方法によって割引制度があります。毎月支払うのではなく、「6ヵ月分」「1年分」などまとめて前納することでお得になります。前納する際、支払い方法でしては「現金」「口座振替」「クレジットカード」が選べますが、支払い方法によっても割引額が異なります。どの支払い方法が一番お得なのでしょうか。

国民年金保険料の2年前納は割引が大きい

2022年度分の国民年金保険料は月1万6,590円です。このため、毎月払いをした場合、6ヵ月だと9万9540円、1年だと19万9080円、2年だと39万8160円となります。

そこで、「前納」すると次のように割引されます。

2022年度 国民年金の保険料
納付方法
納付期間
前納毎月払い
現金・クレカ(割引額)口座振替(割引額)
6ヵ月9万8,730円
(▲810円)
9万8,410円
(▲1,130円)
9万9540円
1年19万5,550円
(▲3,530円)
19万4,910円
(▲4,170円)
19万9080円
2年38万2,780円
(▲1万4,540円)
38万1,530円
(▲1万5,790円)
39万8160円
(出典:日本年金機構Webサイトから筆者作成)

最も割引が大きいのは「口座振替」で2年前納を納めた場合で、割引額1万5,790円です。

「クレカ払い」は付与されるポイントをお得になる場合も

ただし、「クレジットカード」は「口座振替」にはない、ポイント付与という仕組みがあります。ポイント付与率によっては、口座振替よりお得になるかもしれません。

たとえば、1%のポイントが付与されるクレジットカードで支払えば、2年前納の支払い額は38万2,780円ですから。3,800あまりのポイントが貯まります。

クレカ払いや口座振替は申請時期に締め切りがある

国民年金保険料をクレジットカードや口座振替で納める場合は、事前の申し込みが必要です。4月から始まる期間の前納申し込みの締め切りは2月末、10月から始まる期間の締め切りは8月末です。

支払いをクレジットカードや口座振替にしたいなら、余裕をもって申し込みましょう。

文・松本雄一(金融アドバイザー)

(2022年4月28日公開記事)

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