5月1日は、メーデー（May Day）です。メーデーは、労働者が権利を主張する日とされ、世界各地で労働者の祭典が開かれています。メーデーが5月1日となったのは、ある国が長時間労働の改善を求めたストライキを行ったのがきっかけです。ある国とは、どこでしょうか？

1 ドイツ
2 フランス
3 アメリカ

8時間労働制の実現を要求するストから始まった

メーデーは1886年の5月1日、アメリカの合衆国カナダ職能労働組合連盟（後のアメリカ労働総同盟）が、アメリカのシカゴで起こしたストライキがきっかけです。答えは③になります。

当時の労働環境は、低賃金かつ1日12時間以上の過酷な勤務が当たり前でした。労働者は、労働環境の改善を求めて「8時間は労働、8時間は休息、そして残り8時間は自分たちの自由な時間のために」をスローガンとし、大規模なストライキを起こしました。

アメリカのストライキから3年後、1889年に第二インターナショナル創立大会がフランスのパリで開かれました。大会では、8時間労働制実現のデモが行われることが決議されました。そして、5月1日を労働運動の日（メーデー）と定められたことから、世界各国に広がっていきます。日本では、1920年に最初のメーデーが東京の上野公園で行われました。

文/編集・dメニューマネー編集部

【関連記事】
・ガソリン以外も！ウクライナ情勢「値上げ」されるモノ3選
・初心者向け！ネット証券オススメランキング（外部サイト）
・これが「老後破産」の前兆！知っておくべき「NG行為」
・SBI証券と楽天証券どちらで開設する？徹底比較（外部サイト）
・貯金1000万円ためる人が「絶対にやらない」4つのこと