毎年5月上旬に納付書が届く「自動車税」の納付書です。車を最近買い替えた人の中には、自動車税の税額が変わったと気づいた人もいるのではないでしょうか。実は、自動車税は排気量や登録時期によって細かくわかれており、最大で年間8万6,000円の差があります。
排気量・登録時期で異なる自動車税
自動車税は、排気量や車の登録時期によって金額が異なります。2019年度の税制改正により、2019年10月1日以降に登録された車は減税されたからです。
2019年9月30日までに登録された車の自動車税（標準税額）は、1000cc以下だと2万9500円で現在の税額より4500円マイナス、1500cc超2000cc以下だと3万9500円で3500円マイナスなどとなっています。
現在の排気量の区分と金額、2019年9月30日までの額は下表の通りです。
| 排気量区分 | 2019年10月1日以降登録の税額 | 19年9月30日までの税額 |
|---|---|---|
| 1000cc以下（電気自動車含む） | 2万5000円 | 2万9500円 |
| 1000cc超1500cc以下 | 3万500円 | 3万4500円 |
| 1500cc超2000cc以下 | 3万6000円 | 3万9500円 |
| 2000cc超2500cc以下 | 4万3500円 | 4万5000円 |
| 2500cc超3000cc以下 | 5万円 | 5万1000円 |
| 3000cc超3500cc以下 | 5万7000円 | 5万8000円 |
| 3500cc超4000cc以下 | 6万5500円 | 6万6500円 |
| 4000cc超4500cc以下 | 7万5500円 | 7万6500円 |
| 4500cc超6000cc以下 | 8万7000円 | 8万8000円 |
| 6000cc超 | 11万円 | 11万1000円 |
なお、軽自動車は自動車税ではなく軽自動車税が課されるので、この表には含まれません。
自動車税から考えたお得な車の選び方
自動車税から考えたお得な車の選び方は2つあります。
1 排気量が区分ギリギリの車を選ぶ
1500ccや2000ccといった排気量区分ギリギリの車を選んだほうが、同じ税額で排気量が大きくなります。車種によっては1300ccや1800ccといった排気量がありますが、特にこだわりがない限り1500ccや2000ccを選んだほうがいいでしょう。
排気量が大きいほうがエンジンを回す力が強くなり、急な加速や上り坂でスムーズに走りやすくなります。
2 2019年10月1日以降に登録された車を選ぶ
比較的新しい中古車を検討している人は、できる限り2019年10月1日以降に登録された車を選びましょう。1500cc以下の車なら、毎年4,000円以上自動車税が安くなります。
自動車税がお得になる車選びをしよう！
自動車税は、単年でみればわずかな金額でも、5年、10年と乗れば差額も大きくなります。自動車は1度買ったら平均で13年以上乗るので、自動車税の仕組みを理解して、少しでもお得な車選びをしましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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