桃鉄こと「桃太郎電鉄」は、昔から愛されているボードゲーム形式のテレビゲーム。コナミデジタルエンタテインメント (コナミホールディングス <9766> 傘下) が手掛けており、任天堂 <7974> のNintendo Switchで遊べる令和版が2020年11月に発売されました。パッケージ版もダウンロード版も、価格は6,930円(税込)です。
サイコロを振って出た数だけ進むという至ってシンプルなルールなのですが、実は子どもの勉強にも役立ちます。桃鉄が勉強になる理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
勉強になる理由1 地理の能力がつく
桃鉄の舞台になっているのは、日本全国の鉄道路線。目的地に向かって日本全国を移動するため、地理が自然に身につく子どももいるようです。
「新潟はコシヒカリだよね」、「ロケットの発射台があるのは種子島!」といったように、ゲームをしながら日本各地の地名や特産品なども知ることができます。
読み方の難しい地名を覚えたり、日本地図の大まかな位置関係を理解したりする子どももいるでしょう。
知識や思い出にまつわる話を交えながらゲームを進めたり、旅行の行先を相談したりと、家族の交流にも役立ちます。
勉強になる理由2 お金のやりくりや投資が分かる
桃鉄はすごろくをしながら各地の物件に投資して、利益を出したり損をしたりといったことを体験できるゲーム。最終的に資産の多い人が勝ちとなるため、楽しみながらお金のやりくりや投資について学ぶこともできます。
遊んでいくうちに、「物件に投資して決算で収益を得ることがお金持ちになることだ」と分かるようになります。
物件によって価格や収益率が違うため、細かい計算はできなくても、収益率という言葉の意味を何となく理解したり、収益率の高い物件を選んだりするようになるかもしれません。
勉強になる理由3 戦略を立てる力がつく
桃鉄は、どの物件をどのタイミングで購入するかといった戦略がカギになるゲーム。
「いくつのサイコロを使うべき?」、「どのカードを使うのが正解?」「どっちの方向に進んだらメリットが大きい?」、「貧乏神を回避するためにはどうしたらいい?」、「どの物件を買うのがお得かな?」といったように、ゲームをしながら戦略を立てる力がつきます。
はじめは難しくても、負けた理由を親子で話し合えば、解決策を考えるクセをつけるきっかけになるかもしれません。
時には負けて悔しい!という気持ちにもなるかもしれませんが、思い通りにいかないことを学べるのもゲームの醍醐味。GWは桃鉄で楽しみつつ、子どもの学びにもなる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
文・佐々木佐奈(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
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