金価格が高騰中、初心者が金(ゴールド)を買う方法

2022/07/09 10:16

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金価格が高騰しています。10年前の2012年3月は1グラム4,711円でしたが、22年3月の平均は8,209円ですから、10年で1.7倍以上になっています。なぜ金価格が上がっているのでしょうか。 リーマンショック直後と比べると3倍以上になった 金価格はこの10年で高騰していますが、さらにもう少しさかのぼるとその高騰ぶり

金価格が高騰しています。10年前の2012年3月は1グラム4,711円でしたが、22年3月の平均は8,209円ですから、10年で1.7倍以上になっています。なぜ金価格が上がっているのでしょうか。

リーマンショック直後と比べると3倍以上になった

金価格はこの10年で高騰していますが、さらにもう少しさかのぼるとその高騰ぶりが分かります。リーマンショック直後の2008年10月は、2,709円でした。現在の3分の1以下です。

当時、金に100万円の投資をしていたら、単純計算で現在は300万円以上に増えている計算です。

最近でも、ロシアによるウクライナ侵攻がはじまった2022年2月24日に7,805円でしたが、およそ1ヵ月後の4月26日には8,636円となっています。

金価格が上がる要因と下がる要因

金価格が上下する要因はいろいろあります。

たとえば世界情勢が不安定になったり通貨(主に米ドル)の価値が下落したりすると、金が買われ価格は上昇する傾向です。またインフレが進むと、相対的に通貨の価値が下がることから金価格が上がりやすくなります。

反対に世界情勢が安定にむかったり、通貨(米ドル)の価値が上がったりすると金価格は下がる傾向です。インフレ懸念がおさまると、通貨の価値が高まるのを受け金価格が下がりやすくなります。

初心者向けの金投資方法は?

金貨・インゴットを買う

金に投資する方法はいくつかあります。一番簡単なのは、貴金属店で「金貨」を買うことです。金貨にはデザインが施されているので、金地金(きんじがね)の小売価格より割高になっていることがデメリットです。

また実物の金(金地金、インゴット)を購入する方法もありますが、最低数万円単位の費用が必要になります。たとえば5gのインゴットを買う場合、1gが8700円とすると、4万3500円とほかに手数料が数千円かかります。このほか、安全に保管するコストもかかります。

金ETFを買う

次に、金ETFや金にかかわる投資信託など金融商品を買う方法があります。証券会社などで購入できます。たとえば国内で買える金のファンドで最も純資産が大きいのは、三菱UFJ純金ファンド(ファインゴールド、三菱UFJ国際投信)です。続いて、ピクテ・ゴールド(ピクテ投信投資顧問)、ゴールド・ファンド(日興アセットマネジメント)など多数あります。買い付けコストや管理コスト(信託報酬)がそれぞれ異なるので、投信の比較サイトなどで比べるとよいでしょう。

純金積立という方法も

純金積立なら数百円・数千円単位の少額から投資できるのに加え、実物の金を管理する手間もありません。より初心者向けの金投資方法と言えます。毎月一定額・一定量の金を購入し積み立てる方法で、証券会社や貴金属商などで買えます。購入した金を手放す際は、売却して現金にするほか、金貨やジュエリーに交換できるところもあります。

文/編集・dメニューマネー編集部

(2022年5月5日公開記事)

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